平成17年7月
多数の申請をいただきました今年度の特色GPの選定結果を7月22日(金曜日)に公表しました。選定取組を実施している大学・短期大学関係者に対して心より敬意を表したいと思います。
また、残念ながら今年度選定されなかった取組を実施されている大学・短期大学につきましても、それぞれのオンリーワンの取組のさらなる充実・発展をとおして、引き続き大学教育の改善充実に向けた取組が進められることを期待しております。
今年度選定取組については、下記ホームページを参照してください。
特色ある大学教育支援プログラムの実施委員会委員長の絹川です。
7月22日(金曜日)に開催した本プログラム実施委員会において、平成17年度の特色GPの選定取組を決定し、文部科学省へ報告しました。
今年度は2月14日に公募を開始し、鋭意委員会で審査を行い、410件の申請取組の中から47件の取組を選定しました。各大学がこれまで地道に実施してきた教育実践の取組など多数選定されています。各大学の教育改善に向けた取組の参考となるよう期待しています。
本プログラムの本質は、採択すること自体にあるのではなく、選定取組を教材に、いわば広い意味でのファカルティ・ディベロップメントとして、フォーラムの開催が最も重要なことであると考えます。
その意味において、今年度は10月~11月にかけて全国7会場でフォーラムを開催することとし、昨年以上に、参加される方に意味のあるものとなるようきめ細やかに開催したいと思います。
なお、本プログラムが3年目をむかえたことを踏まえ、実施委員会の審査・評価等の方法の改善等、いわば自己点検・評価のために、選定取組を対象とした状況調査を行い、本プログラムの更なる充実等に役立てたいと考えています。最後に、本プログラムにご申請いただいた多くの大学の方々、本実施委員会の委員、ペーパーレフェリーの方々、及び大学基準協会スタッフほか関係の皆様のご協力に心から感謝申し上げます。
GPの特徴としては、1)国公私を通じた競争的環境、2)第三者による公正な審査、3)社会への情報提供があげられます(創刊準備号参照)。
そのうち社会への情報提供とは
A)文部科学省や大学基準協会によるフォーラムの開催、事例集・記録集の発行や各種媒体等を通じた情報提供
B)選定された大学等の積極的な情報提供(フォーラム参加、ホームページの活用、独自のフォーラム開催)
C)申請した大学等が自主的に取組を社会へ発信
としています。
特色GP・現代GPについての過去の文部科学省及び大学基準協会の情報提供の取組は以下のようになっています。
事例集は平成15年度より発刊されており、平成16年度は全国の大学、短期大学、高等専門学校に加えすべての高等学校にも配付しました。
絹川委員長も仰っておられますが、フォーラム開催の趣旨・目的は、紹介される取組事例を材料にして大学教育の質の向上をどのように図るか、大学関係者や一般の方が一緒に考えることにあると考えています。そのような観点からすると広い意味でFDの一環とも言えるのではないでしょうか。
平成15年度は、東京・大阪の2会場で開催し、平成16年度は札幌、東京、京都、福岡の4会場に増やし開催しました。
平成17年度のフォーラムについては、大学基準協会及び文部科学省のホームページ等で連絡します。さらに「大学改革GPナビ」でも随時情報提供していきたいと考えておりますので積極的な参加をよろしくお願いします。
なお、平成16年度のフォーラム記録集はすべての大学等に配付しておりますので是非ご覧ください。
現代GPは確実な計画のもとに各大学等が推し進めている取組を選定していることとの関係から、日々進展する選定された取組のこれまでの経過、現在の進ちょく状況、今後の予定などをリアルタイムに情報提供するために、冊子としての事例集ではなく、ホームページ上にリンク集を置くという形態で選定取組を紹介しています。
詳細はホームページをご覧ください。
平成16年度は横浜・尼崎の2会場で開催しました(記録集は記録集は現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)(※国立国会図書館ホームページへリンク)(PDF:2,282KB)を参照)。
平成17年度のフォーラムについては、来春3月に東京で開催する予定で調整中です。
内容については現在検討中ですが、選定された取組毎のポスターセッションの外、今年度は各テーマ毎のグループディスカッションを計画しています。
現代GP選定委員会の会議及び会議資料は、原則、公開することとされており、ホームページに今年度の会議資料を公開しています。
特色GP・現代GPに選定された各大学・短期大学・高等専門学校におかれましては広く学生を含め社会へ選定取組の内容・経過等をわかりやすいかたちで情報提供されるとともに順次進ちょく状況等を公表することにより高等教育の更なる活性化の促進へのご協力をお願いします。
また、これまでに申請された各大学・短期大学・高等専門学校におかれましても教育改革の取組を社会へ発信されますようよろしくお願い申し上げます。
7月20日発行の「文部科学時報」(発行 株式会社ぎょうせい)7月号に現代GPを中心として「変わる大学教育改革2-「特色GP」と「現代GP」の活用」が掲載されています。
なお「文部科学時報」6月号には特色GPを中心とした「変わる大学教育改革1-「特色GP」と「現代GP」の活用」が掲載されています。
改革支援第2係の入垣です。今回の編集後記を担当させていただくことになりました。私が大学改革推進室に着任してから早3ヶ月半、気がつけば7月下旬、私の苦手な夏になってしまいました(大汗)。
今号のトップ記事でも紹介いたしましたが特色GPの選定結果をこの度公表しました。絹川委員長、丹保副委員長はじめ各委員の先生方の精力的な審査また、大学基準協会のスタッフの方々の献身的な委員会の運営により、410件の申請取組の中から47件の素晴らしい取組が選定されました。
現代GPも8月上旬の公表に向け選定委員会の先生方の精力的な審査が続いています。次号では現代GPの審査結果についてお知らせする予定です。
補助金執行担当の私としては、今まで以上に気を引き締め選定されました大学・短期大学の担当者の方々の補助金申請作業がスムーズに行えるよう、暑さに負けず頑張っていきたいと思っています!
今回で3号目となりましたGPナビですが、沢山の方々にご覧いただいているという自覚を持ち、プレッシャーをモティベーションに変えて充実した内容をお届けしていきます!
今後ともよろしくお願いいたします!!
大学改革GPナビ-Good Practice-
編集長: 文部科学省主任大学改革官 山崎 秀保
発行: 文部科学省大学改革推進室
〒100-8968 東京都千代田区丸の内2-5-1
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