(別添1)「私立大学学術研究高度化推進事業」の進捗状況に係る中間評価について

私立大学研究高度化推進委員会決定
(最終改正:平成15年3月19日)

1 中間評価の目的

「私立大学学術研究高度化推進事業」に選定されている研究プロジェクトの進捗状況について、当該プロジェクト実施研究組織に自己点検・評価を促すとともに、第三者としての立場から進捗状況を把握し、必要に応じて、当該研究プロジェクトの改善方策等について助言を行う等により、今後の本事業の推進に資する。

2 中間評価の方法

研究プロジェクト開始後、原則として3年目に、全プロジェクトに対して書面審査を行うとともに、必要に応じて、実地調査又はヒアリングを実施。(評価項目については、別紙。)
なお、継続事業についても、同様に実施するものとする。

(1)書面審査
各大学に進捗状況報告書の提出を求め、研究プロジェクトごとに2~3名の私立大学研究高度化推進委員会の本委員・協力委員がチームを組んで実施。

(2)実地調査・ヒアリング
書面審査の結果、更に、詳細に審査を行う必要がある場合(※)については、私立大学研究高度化推進委員会の本委員を中心に実地調査又はヒアリングを実施。

※ 実地調査又はヒアリング先の選定については、単に改善指導が必要と思われるものに限らず、他の研究プロジェクトの参考となり得る優れた取り組みと思われるものなど広い観点から行うものとする。
なお、継続事業については、選定時に付された、改善を促す留意事項に対する対応がなされていない場合、補助を打ち切ることがあるものとする。

3 審査結果

(1)各大学へのフィードバック
書面審査及び実地調査・ヒアリングの結果については、それぞれ、各大学の理事長へ書面で送付。あわせて、同書面の写しを研究(組織)代表者に送付する。

(2)公表
審査結果の概要及び他大学の参考とすべき事例の紹介等について、文部科学省の広報資料等を通じ、その公表・普及に努める。

 

 

(別 紙)

1 書面審査

項目別評価と総合評価の2種の評価を実施することとし、それぞれの評価内容は以下のとおりとする。

(1)項目別評価
次の項目について記述式で評価を実施。
(a) 研究組織(研究プロジェクト遂行のための責任体制の明確化、研究者間・研究チーム間の調整・連携の状況、研究支援体制、大学院学生・PDの活用状況等)
(b) 研究施設等(研究施設の整備状況、プロジェクトに適合した装置設備の整備、装置・設備の利用状況(利用時間数を含む。)、外部の研究資金の導入状況等)
(c) 研究の進捗状況・研究成果等(研究計画の達成状況、これまでの研究成果等)
(d) その他

(2)総合評価
(1)の項目別評価の結果を総括し、A(着実な進捗が見られる)、B(進捗は見られるが、改善すべき点がある)、C(進捗があまり見られない)の3つの評点により評価(ただし、評点に加えてコメントを付すことができるものとする。)。

2 実地調査・ヒアリング

改善すべき点、他大学で参考となりうる評価すべき点について記述式で評価を実施(なお、今後、プロジェクトの選定にあたって、参考になること等があれば併せて記述するものとする)。

お問合せ先

高等教育局私学部私学助成課

助成第二係
電話番号:03-5253-4111(内線2774)

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