高等学校等における海外留学に関する危機ガイドライン

高等学校等における海外留学に関する危機ガイドラインについて

1 本ガイドラインの策定の背景

 高校生の留学生数は平成29年度には4.7万人(令和3年度には0.3万人)となっています。教育未来創造会議の第二次提言においては、2023年までに高校段階の留学者数12万人とすることを目標としており、高校生留学が再開されるなど、今後、多くの生徒が海外へ留学することが想定されます。

 このような中、各学校等において、留学前に安全への意識啓発や危機管理体制の整備など、事故・事件等に関する未然防止の取組みを十分に行うこと、渡航する生徒が事前に十分な安全管理の意識をもって留学することは重要です。このため、参考となる情報を取りまとめ、本ガイドラインを策定しました。

2 本ガイドラインの内容

(1)学校/教育委員会等向けのガイドライン
 既存の危機管理マニュアルとの関係、危機管理の三つの段階(事前・海外留学中・事故等発生後)に応じて対応が必要な事項を整理しました。
(2)生徒/保護者向けのガイドライン
 危機管理の基本的な考え方、留学前に準備しておくべき事項、事故後に巻き込まれた場合の対応、健康管理について整理しました。
(3)参考資料
 各トラブルの事例と対策、「学校/教育委員会等向け」及び「生徒/保護者向け」のチェックリストを添付しました。