高校生の留学生交流・国際交流等に関する調査研究等

令和3年度 高等学校等における国際交流等の状況について

文部科学省では,令和3年度の高等学校及び中等教育学校の後期課程,特別支援学校の高等部における国際交流等の状況について調査を行いました。この調査は,昭和61年度から隔年で行っており,今回は17回目に当たります。本調査の調査項目は,以下のとおりであり,概要・集計結果は別添資料を御参照ください。

<調査対象>

全国の高等学校、中等教育学校の後期課程、特別支援学校の高等部

<調査項目>

【派遣】
1 高校生の外国への研修旅行(3か月未満)について
2 高校生の留学(3か月以上)について
3 高校生の外国への修学旅行について
【受入れ】
4 高等学校等における外国からの研修旅行生(3か月未満)の受入れについて
5 高等学校等における外国人留学生(3か月以上)の受入れについて
6 高等学校等における学校訪問を伴う外国からの教育旅行の受入れについて
【その他】
7 姉妹校提携について
8 高等学校等における英語以外の外国語科目の開設状況について
9 高等学校等における国際交流活動の状況について
10 海外の高等教育機関等への進学者数について
11 高校生の留学支援または留学環境整備に関する都道府県の取組について

<調査結果のポイント>

 政府目標である「第3期教育振興基本計画」における数値目標(令和4年度に日本人高校生の海外留学生6万人)の数値となる、高校生の留学生数は0.3万人(下記1・2の計)となり、前回調査時(平成29年度)の4.7万人から4.4万人減少した。このうち、留学(3か月以上)が前回調査時の0.4万人から0.2万人減少の0.2万人となっており、比較的減少幅が小さい結果となった。
 また、それ以外の高校生等の派遣及び受入れ人数に係る調査項目(下記3~6)についても減少しており、上位の行先や出身の国・地域の傾向に大きな変化は見られなかった。
 ※令和元年度の調査については、新型コロナウイルス感染症の影響により未実施であったため今回の調査において実施しているが、3年前の状況に関する調査となるため、参考値とする。


【派遣について】
1 高校生の外国への研修旅行(3 か月未満)
  ・1,217人(平成29年度から41,576人減)[前回調査:42,793人]
  ・行先多い順にアメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、ニュージーランド
2 高校生の留学(3 か月以上)
  ・1,901人(平成29年度から2,175人減)[前回調査:4,076人]
  ・行先多い順にカナダ、アメリカ、イギリス、オーストラリア
3 高校生の外国への修学旅行
  ・0人 [前回調査:179,910人]

【受入れについて】
4 高等学校等における外国からの研修旅行生(3 か月未満)の受入れ
  ・33人(平成29年度から3,415人減)[前回調査:3,448人]
  ・出身国・地域多い順にオーストラリア、アメリカ、韓国、ドイツ、ネパール
5 高等学校等における外国人留学生(3 か月以上)の受入れ
  ・859人(平成29年度から1,762人減)[前回調査:2,621人]
  ・出身国多い順に中国、モンゴル、タイ、韓国、ベトナム
6 高等学校等における学校訪問を伴う外国からの教育旅行の受入れ
  ・12人(平成29年度から39,519人減)[前回調査:39,531人]

【その他】(新規調査項目)
9 高等学校等における国際交流活動の状況について
  ・実施校数:1,373校
  ・オンラインを活用した校数:1,129校(回答総数の20.4%)
10 海外の高等教育機関等への進学者数について
  ・進学者数:1,424人
  ・進学先種別多い順に、大学、語学学校、短期大学、専門学校
  ・進学先国多い順に、アメリカ、台湾、韓国、カナダ、イギリス

これまでの調査

お問合せ先

総合教育政策局国際教育課

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-- 登録:平成24年07月 --