平成25年8月8日
日中韓サミットに基づき開催された、日本・中国・韓国の有識者会議において、「キャンパス・アジア(参考資料参照)」拡大の方向性やパイロットプログラムのモニタリングに係る基本的枠組み及び工程などが合意されました。 |
平成21年10月の日中韓サミットにおける合意に基づき設置された、日中韓大学間交流・連携推進会議の第4回会議が8月6日、東京において開催されました。会議では、三国の代表が、さらなる交流の拡大及び有為な人材育成のため、以下に合意しましたのでお知らせします(別紙:第4回会議合意事項:英語のみ)。
○ 「キャンパス・アジア」の意義と開放性、発展可能性を共有するとともに、アジア地域のより多くのより良い人材の育成に向けてプログラムの規模と範囲を更に拡大することを視野に、「キャンパス・アジア」の発展と強化をさらに促進することを確認。
○ パイロットプログラムのモニタリングについて、その意義と重要性を共有するとともに、プログラムの拡大に不可欠な質保証基準に繋がるものとして、その着実な進展を期待。また、パイロットプログラムのモニタリングに係る基本的枠組み及び工程を確認。
また、次回の第5回日中韓大学間交流・連携推進会議は、2014年秋、中国上海において開催されることとなりました。文部科学省においては、次回の開催に向けて、パイロットプログラムの一層の向上を図るため、本会議において検討すべきこととされた事項を中心に、中国、韓国と連携し調整を進めます。
○ |
安西 祐一郎 |
日本学術振興会理事長、中央教育審議会大学分科会長 |
|
吉見 俊哉 |
東京大学副学長(濱田純一総長の代理出席) |
|
寺島 実郎 |
財団法人日本総合研究所理事長、多摩大学学長 |
|
野上 智行 |
独立行政法人大学評価・学位授与機構長 |
|
小野寺 正 |
KDDI代表取締役会長 |
|
布村 幸彦 |
文部科学省高等教育局長 |
○ |
劉 宝利 |
中国教育部国際協力交流司巡視員 |
|
王 勇 |
北京大学国際部副部長(李岩松副学長の代理出席) |
|
李 軍 |
中国教育部学位・大学院生教育発展センター主任 |
|
王 戦軍 |
中国教育部高等教育教学評価センター副主任 |
|
張 兆東 |
中国北大資産経営有限会社総裁 |
|
劉 桔 |
中国教育部高等教育司副司長 |
○ |
キム・ジュンヨン |
成均館大学総長 |
|
ユ・カンミン |
延世大学副総長 |
|
ペク・スンクン |
韓国教育開発院長 |
|
リ・ウォンクン |
大学教育協議会事務総長 |
|
ガン・シンイク |
LG電子株式会社顧問 |
|
ガン・ヨンスン |
教育部国際協力官 |
○:共同議長
平成21年10月 |
第2回日中韓サミット(於:北京)において、三国の大学の間で単位の互換や交流プログラムなど質の高い交流を行うための有識者会議の設置の提案に、三国が合意。 |
平成22年4月 |
第1回日中韓大学間交流・連携推進会議を東京で開催し、本構想の名称を「CAMPUS Asia」(キャンパス・アジア)とすること等に合意。 |
平成22年5月 |
第3回日中韓サミット(於:済州)において、三首脳間で、日中韓を中心に、ASEAN等への拡張を視野に入れた「キャンパス・アジア」構想の早期実現について一致。 |
平成22年12月 |
第2回会議を北京で開催。日中韓における質の保証を伴ったガイドライン、パイロットプログラムの枠組みについて議論。 |
平成23年5月 |
第3回会議(於:済州)において、ガイドラインの最終確認及びプログラムの募集開始に合意。 |
平成23年11月 |
各国(一次)審査及び三国による合同(二次)審査を経て、11月1日、日中韓三国共同で採択プログラムを発表。 |
平成24年5月 |
第5回日中韓サミット(於:北京)において、パイロットプログラムの着実な進展を歓迎し、取組の更なる拡大及び進展を通じ、アジア地域における質の高い大学間交流と有為な人材育成に資するべく、引き続き連携していくことで一致。 |
高等教育局高等教育企画課国際企画室
-- 登録:平成25年08月 --