選定取組の概要及び選定理由(京都産業大学)

大学等名 京都産業大学 整理番号 26316
テーマ番号 5 テーマ名 人材交流による産学連携教育
取組名称 日本型コーオプ教育 -オン・キャンパス学習と就業体験との融合による「多層サンドイッチ方式」の展開-
取組担当者名 後藤 文彦
(取組の概要)
 若年者の就業能力の低下に加え、高い失業率や離職率、それに、増加する無業者やフリーターなどが社会問題になって久しい。このような認識にたって、本学は、現代社会のニーズに適合した想像力ある人材を育成すべく、独自の産学連携教育に取り組んでいる。この取組は、既存の単なるインターンシップとは異なり、本学が主体になって編成した正規のカリキュラムに基づいた、大学主導型のインターンシップである。学内での勉学と実社会での体験とを多層的(サンドイッチ方式)に融合されたコーオプ教育が、在学4年間の一貫教育を通してスパイラル的に4回転するところに特徴がある。平成15年度にスタートし、平成18年度に一巡の完成を目指した取組で、今年度は2年目にあたる。その間、教育と運用の両面に対する評価・点検を常に行い、それにもとづいた基づいた改良を加えながら展開を図るものである。
(選定理由)
 大学が主体になって編成した正規のカリキュラムに基づき、学内での勉学と実社会での体験とを多層的(サンドイッチ方式)に融合され4年間の一貫教育を行う本取組は評価できます。
 また、明確なカリキュラムの位置づけのもとに、低年次からの段階的・系統的なキャリア教育を一貫して行っており、教職員による実施体制や評価システムが構築されていることも、評価に値します。
 高年次での学生自身が自分の企画を持って受入先を交渉するシステムは、学生の自主性を高めるのに有効であると考えられますが、各大学への波及効果という点で如何に様々な知見を蓄積していくか注目されます。

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高等教育局大学振興課大学改革推進室

(高等教育局大学振興課大学改革推進室)

-- 登録:平成21年以前 --