大学等名 | 慶應義塾大学 | 整理番号 | 133114 | ||
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テーマ番号 | 1 | テーマ名 | 地域活性化への貢献 | ||
取組名称 | コミュニティ型教育プログラムと地域活性化 | ||||
取組担当者名 | 金子 郁容 | ||||
(取組の概要) | |||||
本取組では、地域活性化は、地域に潜在するさまざまなリソースの新しい結合が生み出すソーシャル・イノベーション(社会的新機軸)のプロセスであるととらえる。地域には、これからの社会・経済にとって鍵となる豊富な人的・文化的リソースが眠っている。それらが大学の知的・技術的リソースとうまくむすびつき活性化するなら、大学にとっても、イノベーションが起こり、貴重な実践教育の機会が生まれるだろう。これまで、大学と地域の関係は限定的なものであった。本取組は、市民参加ワークショップの開催、電子的コミュニケーションの場やビジネスマッチングの場の提供など、大学が地域の一員として意図的・継続的に交流機会を作るという、これまでにない大学教育モデルを提示するものである。それによって、大学は、地域活性化に貢献するとともに、ソーシャル・イノベーションを推進するという、現代的ニーズの高い教育プログラムを充実させることになる。 | |||||
(選定理由) | |||||
この取組の特徴は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの総合政策学部が中心となり、ITを駆使した地域社会との連携を創り出す枠組を設計している点にあります。 大学の授業としては、地域から講師を招いてワークショップを開催したり、学生が企業に出てインターンシップを行ったり、フィールドワークを体験することが含まれます。交流の場の提供としては、起業に対するアドバイスを行い、藤沢市民電子会議室ではネットを利用して発言するシステムを地方行政と民の活発なコミュニケーションに役立てており、取組そのもののレベルが高く評価されるものです。 従来からの実績もあり、大学と地域の双方向性活動を展開しようとする多彩なプログラムは優れたものであり、都市型の大学-地域間の教育プログラムのモデルとして他の大学の参考となる取組です。 |
高等教育局大学振興課大学改革推進室
-- 登録:平成21年以前 --