選定取組の概要及び選定理由(豊橋技術科学大学)

大学等名 豊橋技術科学大学 整理番号 23114
テーマ番号 1 テーマ名 地域活性化への貢献
取組名称 地域協働型工房教育プログラムの開発と実践-地域社会を想う実践的創造的技術者養成を目指して-
取組担当者名 大貝 彰
(取組の概要)
 本学の教育理念である実践的、創造的かつ指導的技術者育成の格段の推進を目指して、地元自治体、NPO法人等の地域組織とのコラボレーションによる複数の実践的教育プログラムを開発し、本学の特色である「少人数教育」・「らせん型教育」システムの中に位置づけ、特に地域を教育研究のフィールドとする課程、専攻の学生に対する実践を試みる。これらを通して、本学のある東三河を中心に地域の防災、環境、まちづくり、福祉、教育等の分野における地域活性化に資すると共に、技術者としての倫理観と創造性・指導性を備えた地域社会を想う人材育成の一層の進展を図ることを目的とする。具体的には、技術者倫理教育の充実を図ることを前提に、1)Project-based Learning(PBL)(学部3年次又は4年次)、2)公募型卒業研究(学部4年次)、3)学生提案型地域活性化プロジェクト支援事業(大学院)を基本とする地域協働型工房教育プログラムを開発、実践する。
(選定理由)
 「地域協働型工房教育プログラム」と総称される貴学の本取組は、(1)学部3年次または4年次のProject-based Learning(PBL)、学部4年次の公募型卒業研究、及び(3)大学院段階の学生提案型地域活性化プロジェクトの3つの側面からなっており、学部高学年=卒業研究前、卒業研究段階、及び大学院修士課程段階の3つの段階に即して貴学が日常的に実践している教育システムと現代的教育ニーズ取組支援プログラムのテーマである「地域活性化への貢献」との結合を期している点で、独創性と新規性をもっています。
 貴学の立地する東三河及び三遠南信地域の防災・環境・まちづくり・福祉・教育等の分野における課題解決及び豊橋市をはじめとする地元自治体やNPO法人との協力を意欲的に推進しようとしている姿勢も、本テーマの立場から非常に注目されます。
 本取組は、上記のすぐれた特色に加え、PBL、公募型卒業研究、及び学生提案型地域活性化プロジェクトのそれぞれについて、学内と地域の双方を包含した実施・検証のプロセスが明示されている点が高く評価されます。こうしたプロセスに沿って本取組が着実に実施されることを期待します。

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高等教育局大学振興課大学改革推進室

(高等教育局大学振興課大学改革推進室)

-- 登録:平成21年以前 --