大学等名 | 横浜国立大学 | 整理番号 | 14111 | ||
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テーマ番号 | 1 | テーマ名 | 地域活性化への貢献 | ||
取組名称 | 地域交流科目による学生参画型実践教育-都市再生を目指す地域連携- | ||||
取組担当者名 | 田村 明弘 | ||||
(取組の概要) | |||||
日本経済再生のための地域活性化は、重工業中心の臨海部、商業・サービス中心の「みなとみらい」地域や関内地域、東京のベッドタウンとしての住宅地域など多様な地理的・文化的・歴史的特性を有する横浜にとっても重要な課題となっている。本事業は、このような特性をもつ横浜の都市再生を目指し、地元商店街の活性化、臨海部の産業再生、中心オフィス街の遊休空間の転換、福祉など新しいサービス産業の開拓、産業地域も含む広範な地域における緑の再生等の具体的な取り組みを、市町村(特別区を含む)と民間(企業、市民、NPOなど)の連携(Public-Private-Partnership:PPP)の中で推進し、横浜地域をフィールドとして学生参画型の実践教育を展開するものである。従来の学部の枠を超えて建築、都市計画、地方財政、地域開発などをコアとし工学、経済学、環境学、教育学などが融合した地域交流科目を構築し、地域に根ざした課題解決型の人材養成をめざす。 | |||||
(選定理由) | |||||
この取組は、すでに実績のある地域との共同事業の経験を踏まえて、中長期的な視野から地元横浜市の現代的な課題の解決に寄与するプロセスの中で、学生教育の質を向上させようという試みであり、注目に値するものです。特に、「地域課題プロジェクト」、「コア授業」、「関連科目」の三者からなる「地域交流科目」を軸に、公共部門と民間部門の交流を図りつつ、大学と地域の各主体との関係強化を実現していこうとする考え方は、今後の地域活性化のモデルとなりうる可能性が認められます。 大学として明確なビジョンを持ち、学生が参画する具体的な教育プログラムがあり、地域の受け入れ態勢も十分である点において選定に値する取組と評価されます。 |
高等教育局大学振興課大学改革推進室
-- 登録:平成21年以前 --