平成17年度大学教育の国際化推進プログラム(海外先進教育実践支援)選定取組みの概要及び選定理由

整理番号 17‐海‐83
大学等名 立命館アジア太平洋大学
取組み名称 グローバル・アクティブ・ラーニングの開発
取組み担当者名 福井 捷朗
(取組みの概要)
 本学では、平成18年度からカリキュラム改革を実施する。その主な取組みの一つが「グローバル・アクティブ・ラーニング」の開発である。グローバル・アクティブ・ラーニングは、学生の約半数が外国籍という本学の国際的人的構成と多言語・多文化環境を活かし、日本人学生、留学生が共に留学生の出身地など世界各地において、知識と経験や交流を連携させて学ぶ現地参画型・臨地学習の機会を提供する教育システムである。具体的には、国内外におけるフィールドワーク、プロジェクト研究、インターンシップ、サービスラーニングなどのアクティブ・ラーニング(能動的学習)を単位化するものである。
 このシステムを開発するために、教職員による海外教育研究機関の先進的なアクティブ・ラーニング実施事例の調査・研究及び支援組織としての「アクティブ・ラーニングセンター」の設置を行い、本学の教育目標に合わせた教育プログラムを開発するのが本取組みである。
(選定理由)
 この取組みは、インターンシップ、フィールドワークなどのアクティブ・ラーニング(能動的学習)の単位化を目指したもので、申請大学と同じような環境(学生構成)にあるタイ北部のマヒドーン大学等に教員等を派遣し、実施事例の調査・研究を行うとともに平成18年度以降の実施に備えるものです。
 また、本取組みは、申請大学の基本目標である「アジア太平洋時代の人材育成」に対応した取組みであるばかりでなく、取組み内容も在学生の約半数が外国籍という大学の特色を生かすかたちで、日本人学生と留学生の両方が共に国内外での現地参画型アクティブ・ラーニングに臨むという非常にユニークな取組みであることや、その実施計画の目的・目標及び実施方法等が明確に示されており、これらの点が評価できます。

お問合せ先

文部科学省高等教育局学生支援課国際交流企画室

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(文部科学省高等教育局学生支援課国際交流企画室)

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