平成17年度大学教育の国際化推進プログラム(海外先進教育実践支援)選定取組みの概要及び選定理由

整理番号 17‐海‐75
大学等名 法政大学
取組み名称 FD活動と教育テクノロジーの高度な融合
取組み担当者名 後藤 篤子
(取組みの概要)
 当該取組は、本学が全学的に開始したファカルティー・ディベロップメント(以下FDという。)の一環から取組むものであり、昨年度の「海外先進教育研究実践支援プログラム」において採択された2つの取組、「FDと最新教育テクノロジーに関する調査」及び「FD支援組織の構築に向けて」と連続性、一貫性のもと、国際的な教育とFDシステムの高度化を図るものである。
 本取組では、昨年度取組におけるサンフランシスコ州立大学との成果をさらに発展させ、本学FDに関わる教職員を同大学に派遣し、集中的に最新の教育テクノロジーを習得させ、FDと国際的な大学教育の実践ノウハウを吸収することを主たる目的とする。また、リーダーの育成及び大学教育国際化のため、本学のアメリカ研究所の遠隔講義システムを活用してフォローを行う。これら成果は本学並びに日本の大学におけるFD活動と大学教育自体を、いちどきに国際レベルにまで高めるものである。
(選定理由)
 この取組みは、申請大学が全学的に展開しているFD活動に関し、国際的な教育とFDシステムの高度化を図るものである。中でも、FD活動におけるIT技術の浸透に着目し、この点において先進的な米国の大学との連携協力に着目している点、および連携協力のために単なる教員派遣に止まらず、学内の組織を整備し、かつ米国内に設置された申請大学の研究所との役割を分担している点は優れたものです。この取組みは、単に先進事例を摂取するだけではなく、日本の高等教育システムに則したFD推進活動に転化させようとしているなど、FD推進の意欲が十分認められ、相手先との連携を含め極めて強固な組織があり、またこれまでの実績を有していることから、FD活動と大学教育自体の国際レベルへの引き上げを含め、具体的な成果が期待できるものです。

お問合せ先

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(文部科学省高等教育局学生支援課国際交流企画室)

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