平成17年度大学教育の国際化推進プログラム(海外先進教育実践支援)選定取組みの概要及び選定理由

整理番号 17‐海‐90

大学等名 鈴鹿工業高等専門学校
取組み名称 北米COOP WORK教育システムの構築
取組み担当者名 桑原 裕史
(取組みの概要)
 本校の目指している教育は、国内大学の工学教育とは異なり、国際的に通用する実践的技術者を育成する技術者教育である。現在、日本技術者認定機構(JABEE)認定を受けた「複合型生産システム工学」プログラムによってその実践を行いつつあるが、今後益々技術者に対する国際競争力が求められる中、必須能力であると考えられる「国際的な考え方、行動力(人間力、交渉力、英会話力)」と「デザイン能力」の増強を図るため、専攻科学生を対象とした北米の大学・企業等での研修を含むCO-OP WORK教育システムの構築を計画した。
 本校には北米の2大学との間に国際交流協定が存在し交流実績がある。同協定に基づき先方大学の協力を得てこの教育システムの実現を進めるため4名の教員を派遣する。
  • 2つの協定校に教員を派遣し、学生が北米の企業でCO-OP WORKを進めるための調査と調整
  • デザイン科目の教育に優れている北米各大学の教育の調査研究
  • 派遣学生の効果的な語学学習のための現地施設・設備の調査
(選定理由)
 この取組みは、科学技術立国を国是とする我が国にとって、国際競争力のある技術者の育成という、我が国の高等教育の重要課題について積極的に取り組むものであり、その姿勢は評価できます。
 具体的には、企業と大学との間の強調教育(CO-OP WORK)システムの構築とデザイン教育の充実を目的とし、カナダのジョージアン技術大学、オハイオ州立大学等に教員を派遣し、CO-OP WORK教育及びデザイン教育について事例調査等を行うこととしていますが、これらの大学とは継続的な交流実績が有ることや、調査の目的・内容等が十分に検討されていることから、高い効果が期待できます。

お問合せ先

文部科学省高等教育局学生支援課国際交流企画室

電話番号:03‐5253‐4111 内線:2620、2625

(文部科学省高等教育局学生支援課国際交流企画室)

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