大学・短大・高専名 | 明石工業高等専門学校 |
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プログラムの名称 | ソーシャルマーケットを利用した学生の育成 キャンパスづくりと地域貢献を通したキャリアアップ支援プログラム |
プログラム担当者 | 松田 安隆 |
(プログラムの概要) | ソーシャルマーケットを開設することで、学生自らがキャンパス改良、地域貢献プロジェクトに参画し、主体性、マネージメント能力、コミュニケーション能力等を向上させ、教室内教育と相互補完しキャリアアップを図ることを目的とする。 キャンパスづくりにおいては、環境対策(ゴミの減量、再生可能エネルギーの利用、緑化等)、情報発信などのキャンパス改良プロジェクトや学生自ら考案したプロジェクトをソーシャルマーケットに公開し受注する。プロジェクト実施にあたっては教職員とNPO法人職員がサポートする体制とする。 地域貢献では、NPO法人、地域住民、行政と協働することで、地域から求められているニーズ(中小企業のホームページ作り、ため池の有効活用、街づくり、環境対策、ロボット教室等)を掘起し、学内と同様にプロジェクトを学生が主体的に推進することを基本とするが、教職員・NPO法人職員と協働してプロジェクトを進めていく。 |
(選定理由) | 明石工業高等専門学校においては、学生支援に関する目標等に基づき、学生支援の取組を着実に実施されています。 今回申請のあった「ソーシャルマーケットを利用した学生の育成」の取組は、以下に示す優れた特徴を備えており、「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」として選定するにふさわしいものであり、他の大学等の参考となる優れた取組であると言えます。1.教育目標「豊かな教養と感性を育てる」と学生支援の理念・目標の結びつきが明確に示されています。2.環境保全や河川管理の教育・研究活動を通じて得た実践を下敷きにしており、学生支援プログラムと地域貢献との関連も明確にされています。3.教育実践を通じて効果的と判断された方法と理念を学生支援に敷延しようとする考え方は説得力のあるものになっています。4.ボランティア活動を中心に据えた教育は、高等専門学校ならではの特徴的なプログラムであり、ソーシャルマーケットを利用した学生への呼びかけは大いに期待できます。5.「自分たちの専門知識、技術を活用して様々な取組を行いたい」という学生のニーズをボランティア活動に結びつけるアイデアは、ある程度の「専門知識、技術」を身につけた高学年生には有効だと考えられます。6.環境・学術分野のボランティア活動に取り組んできた実績を背景にしているだけに、学生支援プログラムとして実現可能性が高いと考えられます。7.授業として成り立ったものが、学生支援プログラムとして成り立つかどうかは困難な課題であり、貴校が先駆的な実践を通じて示していただけるものと期待します。 |
高等教育局学生支援課
-- 登録:平成21年以前 --