平成20年度 「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」選定プログラムの概要及び選定理由(自ら成長する教養人の育成支援プログラム)

大学・短大・高専名 千歳科学技術大学
プログラムの名称 自ら成長する教養人の育成支援プログラム
− アナログ・デジタル両手法を活用した成長度に応じた能動的キャリアアップ・人間力涵養システムへの変革
プログラム担当者 角田 敦
(プログラムの概要)  学生にとって、基礎学力・専門知識に加え、職場や地域社会から求められる社会人基礎力を身につけることが本学の教育理念実現への道程であり、教員及び職員の指導・支援のもとに学生自らが能動的に行動し、真の教養人へと成長していくことが重要である。
 この課題に対し本申請では、在学年次を問わず学生個人の成長レベルに応じて、学生がキャリアアップを図りつつ様々な角度から自分自身を見つめ、社会ニーズを経験を通して理解する機会を与える。併せて個別対応を中心とした学生ニーズの把握とフォローアップによるフィードバックによって、総合的な人間力涵養に向けて成長する教養人として学生を育成することを目指している。
 具体的には、教職員との対話や社会人基礎力を養う表現力養成講座等のアナログ的手法と、ICT技術を活用した学習指導・支援(学生総合カルテ)やSNS同窓会等のデジタル的手法を併せて活用し、より効果的な学生支援システムへと展開する。
(選定理由)  千歳科学技術大学においては、学生支援に関する目標等に基づき、学生支援の取組を5年以上に渡り具体的かつ組織的に実施しており、その結果は、e-Learningや千歳モデルにおいて実証されるように、大きな成果を上げていると言えます。
 また、今回申請のあった総合的な人間力を備えた教養人に自ら成長する学生を支援する取組は、学生の成長レベルに応じて、アナログ的、デジタル的両面から支援するプログラムになっており、多くの学生のプログラムへの参加が期待できるものと評価されます。また、支援を通じて学生が成長する様を「学生総合カルテ」を作成して個別指導により個々人の状況を的確に判断する環境を整備されることは、上記取組を実質的な効果と結びつけるものであると評価され、全体として他に見られない工夫ある優れた取組であると言えます。
 さらに、貴学では、従来から自主開発のe-Learningシステムや「知識集」などの独自の教育方法を採用して、学習到達度の確認を行う独自の手法を開発し、意欲的に学生の支援策を展開されており、本申請の取組がこれらの教育支援システムと有機的に連携して効果を発揮することが予想され、今後の展開が十分期待される取組であり、他の大学等の参考となる優れた取組であると言えます。

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-- 登録:平成21年以前 --