平成20年度 「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」選定プログラムの概要及び選定理由(SNSを利用した通信制大学での修学支援)

大学・短大・高専名 星槎大学
プログラムの名称 SNSを利用した通信制大学での修学支援
個々に応じた学習支援と学生ネットワーク構築の定着を図る
プログラム担当者 西永 堅
(プログラムの概要)  本プログラムは通信制大学における学びにくさを、学生指導組織とネット社会の融合を促進していくことによって解消していくものである。そのために、在籍する幅広い年齢層の学生同士の交流や、幅広い社会的立場の学生同士の交流、また全国各地に居住する学生のインターネット上の交流を促進し、脱自学自習を目指すものである。
 Eラーニングプログラム等の陥りがちなシステム優先ゆえの学びにくさを、学生指導組織の積極的関与と学生同士の交流によって学びやすさに変えていくとともに、通信制大学の現状である自学自習による学びにくさを克服していくことを目的とする。
 具体的には、本学の学生指導組織であるマンツーマン指導員を基礎とした、SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)でのコミュニケーションの円滑化と、システムによる学習課題の共有化、科目情報の共有化を図ることで、学習を継続することの意識付けと、新たな学びへの意欲を喚起していく。
(選定理由)  星槎大学においては、通信制大学という就学形態と、幅広い年齢層の学生が在籍しているといった特質に合わせた学生支援の取組が組織的に行われており、その結果は、単位修得率が60パーセント前後を保っているところから実証されるように、成果が上がっていると言えます。
 今回申請のあった「SNSを利用した通信制大学での修学支援」の取組における学生ネットワーク構築は、すでに各教員ページとして設置されているSNS機能を拡充して、インターネット上の学生相談・支援体制の充実を目指すものですが、時間や空間の制約を乗り越えた通信制大学ならではの工夫の見られるコミュニケーション促進の取組であると言えます。
 特に、幅広い年代層の学生がSNSを利用してコミュニティを形成することは、情報の共有化に留まらず、ピア・カウンセリングとしての効果など様々な発展性を備えており、他の大学等の参考となる優れた取組であると言えます。

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-- 登録:平成21年以前 --