平成20年度 「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」選定プログラムの概要及び選定理由(主体性の段階的形成支援システム(CPS))

大学・短大・高専名 香川大学
プログラムの名称 主体性の段階的形成支援システム(CPS)
−「支援される学生」から「支援する学生」へ−
プログラム担当者 阿部 文雄
(プログラムの概要)  本学では、全学的組織である教育・学生支援機構を、学生の潜在的な力を引き出し、成長を多面的に支援する「学生インキュベーションセンター」として位置づけ、「従来型の学生支援」の概念的領域を拡大した、「新たな学生支援」の概念と理念に基づいた取組を行うことをめざしている。新たな「学生支援」の概念とは、1.学生支援活動と教育活動との融合、2.学生を支援行為主体に、3.学生の地域社会貢献力、4.教職員の協働、の4点である。こうした新たな「学生支援」の概念を実現するため、本学では「CPS」というシステムを軸とした取組を行う。CPSとは、ある特定の能力の向上を目指す科目等を受講した学生に一定の認証を行い、実際の学生支援活動に参加した学生にはさらに上級の認証書を授与するというシステムである。このCPSを軸とし、こうした新たな「学生支援」の概念を実現することを通して、学生の主体性の段階的形成を支援したいと考える。
(選定理由)  香川大学においては、「教育・学生支援機構」を設置し、従来からの大学教育センター、キャリア支援センター、生涯学習教育センターなどを一元化し、より充実した学生支援に取り組んでおり成果を上げていると言えます。ニーズの把握と事後の評価、また、FD、SDに関しても積極性と的確性が認められ、今後の課題も明確化されています。
 また、今回申請のあった「主体性の段階的形成支援システム(CPS)」の取組は、コミュニケーション能力やファシリテーション能力などの向上を目指す講座を受講した学生に一定の認証を行い、さらに、実際の学生支援活動に参加した学生には上級の認定書を授与するというもので、1.学生支援活動と教育活動の融合、2.学生を支援行為主体にする、3.学生の地域社会貢献力アップ、4.教職員の協働の4つのねらいがあります。
 今回の内容は、今までの活動をより発展させるものとして位置づけられ、発想も新しく工夫もされており、有効性、実現可能性も期待でき、他の大学等の参考となる優れた取組であると言えます。今後、社会との連携を深めれば、さらに良い取組になると思われます。

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-- 登録:平成21年以前 --