平成20年度 「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」選定プログラムの概要及び選定理由(e‐アラムナイ協働による学生留学支援)

大学・短大・高専名 東京外国語大学
プログラムの名称 e‐アラムナイ協働による学生留学支援
プログラム担当者 小林 二男
(プログラムの概要)  本取組は、本学同窓会組織が世界各地に有する海外支部の潜在的な言語的、文化的及び人的資源を発掘し組織化することで、本学卒業生の集合知を学生支援力とし、学生の留学前や留学中、更に卒業後のキャリア支援をも視野に入れた支援体制を構築するものである。具体的には、SNS(コミュニティ型の情報交換システム)を活用した支援基盤体制を整備し、言語と地域を軸とした電子支援コミュニティ(e−アラムナイ)を組織する。e−アラムナイにおいて学生の相談や交流、情報交換を活発化させ、学生の不安を解消し、意識と意欲を高めることで、良好な留学環境づくりを支援する。従来の学内組織が実施する学生支援とは異なり、海外に居住する本学卒業生が関わり、留学先の選択や準備に関して適切な助言を行う他、留学中の学習・生活も学内組織と協働して支援する。更に卒業生と在校生の交流の促進により、卒業後のキャリア発達にも好影響が期待される。
(選定理由)  東京外国語大学の学生支援は、外国語大学という特色を生かす理念や目標に基づいたものであり、適切なニーズ把握による具体的で組織的な取組が実施され、教育・研究活動とも関連づく成果を上げています。
 また、今回申請のあった「e−アラムナイ協働による学生留学支援」の取組は、留学する学生が直面する様々な不安やトラブルの解消のためにSNSを利用し、海外の卒業生のネットワークと連携して支援しようとするもので、他に見られない工夫ある取組であると言えます。
 特に、大学が卒業生の集合知を生かして学生を多面的に支援する取組は、他の大学等の参考となる優れた取組であると言えます。

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-- 登録:平成21年以前 --