平成19年度 「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」選定プログラムの概要及び選定理由(新たな地域連携型クラブ活動支援プログラム)

大学・短大・高専名 鹿児島工業高等専門学校
プログラムの名称 新たな地域連携型クラブ活動支援プログラム
プログラム担当者 三角 利之
(プログラムの概要)  クラブ活動は、学生の心身ともに調和の取れた全人教育の観点から、極めて重要な教育活動である。本校では、全教員がクラブ活動の顧問として、積極的にその指導にあたっている。しかし、教育現場における人的、物的、財政的等の要因により、クラブ活動の指導教員が、その指導内容、安全な活動の実施について十分対応できていないのが現状である。
 そこで、本プログラムでは,総合型地域スポーツクラブ「NPO法人隼人錦江スポーツクラブ」や「霧島市教育委員会」と連携し,地域に潜在する有能な人材を外部指導者として登用し、学生の活気あるクラブ活動を積極的に支援するための学生支援システムを構築する。さらに、クラブ活動を地域住民の生涯学習の場としても機能させ、地域住民が学生とともにクラブ活動に参加することによって、世代間の交流や地域住民との交流を促し、クラブ活動を通じて学生の人間性の涵養を図る地域連携型の共同教育を実施する。
(選定理由)  鹿児島工業高等専門学校においては、学生支援に関する理念と目標に基づき、今回申請のあった「新たな地域連携型クラブ活動支援プログラム」の取組は、総合型地域スポーツクラブという新しいクラブ組織と連携することにより、学校という画一的な環境を飛び出し、一般社会の人々と接することにより、学生の人間性を高める上で役立ち、さらには地域貢献に発展する可能性を持った取組であると言えます。
 独立行政法人化により、工業高等専門学校が将来を見据えた新たな取組にチャレンジする中で、クラブ指導に十分に対応できない場合にも、有能な指導者の下で学生の競技力向上を目指し、より良い環境造りに貢献できるものと判断します。学生が勉学以外の分野で活躍の場を与えられるということは、学校生活に対する意欲向上に繋がるものと思います。他の大学等の参考となる優れた取組であると言えます。

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高等教育局学生支援課

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