平成19年度 「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」選定プログラムの概要及び選定理由(OJTによる学生の自主性を育む支援)

大学・短大・高専名 松江工業高等専門学校
プログラムの名称 OJTによる学生の自主性を育む支援
‐教職員のカウンセリングマインドと学生のリーダーシップ能力の向上‐
プログラム担当者 勝部 豊
(プログラムの概要)  「価値観の多様化」がいわれ、多様な選択肢からの自己責任による選択が求められている。だが将来の自分のための選択には、具体的な将来像の獲得と自己変革の積極的な姿勢が必要となる。
申請校では、自己を向上させようとする自主性を育むことを教育方針としてきた。まず1~3年を「自主性を育てる段階」とし、多様な学生に対応する手厚い指導を行っている。そして4、5年を「自主性を伸ばす段階」とし、自己選択の姿勢を求めている。またキャリア教育により、将来像の明確化を促している。
しかし、学生の質的な変化により的確に対応するため、OJTによる2つの新しい取組を始めたい。第1に、多くが科学技術を専門とする本校教職員のカウンセリングマインドを専門家の助けを借りて向上させる。第2に、学生のリーダーシップ能力を向上させるため地域の小中学生を対象にスポーツ講習、技術講習を行う。
この学内外の取組により、学生の自主性を育む体制を確立する。
(選定理由)  松江工業高等専門学校においては、学生支援に関する目標等に基づき、学内の組織及び学外の諸機関との連携等によって学生支援の取組を着実に実施されており、その結果はISO14001の取得において実証されるように環境問題の真摯な取組と継続的な努力に裏づけられています。
また、今回申請のあった「OJTによる学生の自主性を育む支援」の取組は、「価値観が多様で変化の激しい現在社会の中で自己の明確な将来像」を見出すことの難しい学生に対して『自主性を育み伸ばす』ために、学生のリーダーシップ能力と教職員のカウンセリングマインドの向上を意図して、OJT手法による支援プログラムであり、他に見られない工夫ある取組であると言えます。
特に、OJTによるカウンセリングマインドの向上は学生支援の成否を決める鍵であり、学生と教職員との協働的な能力向上プログラムで、他の大学等の参考となる優れた取組であると言えます。

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-- 登録:平成21年以前 --