平成19年度 「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」選定プログラムの概要及び選定理由(広がれ!学生自立型ピア・コミュニティ)

大学・短大・高専名 関西大学
プログラムの名称 広がれ!学生自立型ピア・コミュニティ
‐関西大学で育む21世紀型学生気質‐
プログラム担当者 芝井 敬司
(プログラムの概要)  本学生支援プログラムは、関西大学の学生が豊かな人間力(21世紀型関西大学学生気質)を備えることで、本学独自の、知徳体を融合する学生文化(学生が主体性をもって構築する大学環境)を育み、卒業後に21世紀の知識基盤社会を支える人材として活躍するために必要な「社会人基礎力」を修得することを目的とする。平成20年度から実施する「全学共通教育改革」と連動して、新規にピア・サポータ養成講座(各種サポートに関する知識を習得し、その実践に必要なコミュニケーション能力を育成するもの)を全学生に提供することで、学生たちの「意識(徳)」を新たにして、「正課教育」「課外活動」「資格取得」等多様な学びによって習得した「専門的知識や技術(知)」に基づいて、本学に必要な「ピア・サポート」を自ら考え企画し「実践(体)」する「学生総ピア・サポータ体制」を確立し、「ピア・コミュニティ」の創出を目指す取組である。
(選定理由)  関西大学においては、学生支援に対する理念や目標、現在の取組の組織性、社会的ニーズや学生のニーズへの対応の現状、教職員の資質向上、現在の取組の実施後の評価及び取組内容の改善などを着実に実施されています。昭和30年から組織的に実施されている「学生生活実態調査」、企業からの評価である「役に立つ大学2008年版大学ランキング」の順位や偏差値、平成18年度の文部科学省・現代GPの採択等は、関西大学の取組の実際や成果として、特筆すべき点と言えます。
 また、今回申請のあった「広がれ!学生自立型ピア・コミュニティ−関西大学で育む21世紀型学生気質−」の取組は、学生がピア・サポート体制を創出し、社会人基礎力を習得する点に、関西大学の独自性が認められ、高く評価されます。本取組は、平成20年から実施する「全学共通教育改革(正課教育)」と連動したものとなっており、全学生を巻き込んだ大きな構想であり、注目すべき取組であると言えます。
 特に、独自に展開されるプロセス重視型評価は期待するところが大きく、他の大学等の参考となる優れた取組であると言えます。新たな取組の実施計画は具体的で、人員配置を含む組織計画も整っており、発展の可能性があると判断します。

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-- 登録:平成21年以前 --