大学・短大・高専名 | 東京薬科大学 |
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プログラムの名称 | 人間知を育む相互交流プログラムの展開 ‐異世代や多様な価値観を包含する状況の創造‐ |
プログラム担当者 | 土屋 明美 |
(プログラムの概要) | 本取組は、学生・教職員の人間知を結集し、地域に開かれた知の共同体である大学の構成員として、一人ひとりの学生を育てることを目的とする。 人間形成の重要な時期を過ごす学生は、同世代との交流にとどまらず、人生のモデルともなる先輩や未知の可能性を秘めた子どもとの世代交流により将来展望を拓き、自らのアイデンティティーを形成する。 社会・文化・自然事象に関しての問題意識の確立は学問の基礎であり、大学において基礎学力を保証し学習のつまずきを早期に解消する教育環境を整えることは必須である。教職員のFD・SD活動のメインテーマは、長期化した青年期を過ごしている学生理解と対応方法である。一方、青年期の悩みは人間的成長の契機ともなるものであり、自己理解・他者理解を仲間やカウンセラーと共に深め、自己表現する楽しさを体験した学生は思いやりのある人間として育ち、健康やいのちに関わる職業人としての土台作りともなる。 |
(選定理由) | 東京薬科大学においては、学生支援に関する目標等に基づき、学生支援の取組を具体的かつ組織的に実施しており、その結果は平成18年度の大学基準協会による評価において学生生活・支援について一定の評価を得ていること、ISO取得により環境保全・改善に向けての社会的ニ−ズに応えていること等で実証されるように、大きな成果を上げていると言えます。 また、今回申請のあった「人間知を育む相互交流プログラムの展開」の取組は、世帯交流、学び、地域交流、健康、研修・評価プロジェクトから構成され、それぞれの支援のプロセスが明確で評価体制も整備されており、他に見られない工夫ある取組であると言えます。 特に、修学上や健康面で潜在的に問題を抱えている学生の早期発見・早期解決を目指していることに加えて、多様な人々との交流によって問題意識の確立、多様性、生きる力などの涵養を図る総合的な学生支援制度は、学生の主体的参加と体験を重視した全学的な取組であり、他の大学等の参考となる優れた取組であると言えます。 |
高等教育局学生支援課
-- 登録:平成21年以前 --