近年、少子高齢化の進展等を背景に、薬剤師を取り巻く医療環境の著しい変化等により、薬学教育において地域の医療ニーズ(へき地医療、在宅医療等)への対応が求められています。また、地域における薬剤師確保の観点から、地域の実情に応じた更なる効果的な取組が求められているところです。
さらに、「6年制課程における薬学部教育の質の保証に関するとりまとめ」 (令和4年8月 薬学系人材養成の在り方に関する検討会)においては、「各大学における、在宅医療を含む地域医療や薬剤師の偏在(地域偏在や薬局薬剤師に比べて病院薬剤師が不足していること(業態偏在))等に関する教育プログラムの策定・実施を通して、薬剤師の果たす役割に関する教員及び学生の意識を醸成していくことも重要である。」等の指摘がされたところです。
こうした状況を踏まえ、地域の医療ニーズを踏まえた地域医療に関する薬学教育プログラムの構築・実施に取組み、地域の最新の医療ニーズを踏まえた高度な薬剤師を養成することが求められています。