大学名 | 京都大学 |
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拠点のプログラム名称 | 昆虫科学が拓く未来型食料環境学の創生 |
中核となる専攻等名 | 農学研究科応用生物科学専攻 |
拠点リーダー氏名 | 藤崎 憲治 |
《拠点形成の概要》 21世紀の最重要課題である食料問題と環境問題を根元的に解決するためには、新たな観点と切り口が必要である。本拠点は昆虫科学をその切り口とする全く斬新なものである。昆虫は4億年という歴史を生き抜いた、圧倒的な種数を誇る、地上でもっとも繁栄している動物群である。それだけに、自然生態系における役割や人類に与える影響は計り知れない。本拠点は、地球社会の構成員として双璧にある人類と昆虫類との“共生”を基本理念とした革新的な研究と教育の実践を目的としている。その基盤となる昆虫科学とは、人類よりはるかに単純な神経系の持ち主である昆虫類がなぜかくも繁栄しているのか、その生きる智恵を解明し、それから学ぶ“エントモミメテイクサイエンス”である。すなわち、昆虫類が長い進化を経て創造した、(1)柔軟な環境適応能力、(2)精緻な情報伝達システム、(3)研ぎ澄まされたデザインと機能、をサブテーマとした融合的基礎研究を展開する。それにより、共生原理に基づいた新たな世界観を創生し、食料問題と環境問題の根元的解決に向けた新たな産業創造へのシーズを提供するとともに、このような未来型食料環境学に精通した人材を創出する。 ![]() |
高等教育局大学振興課
-- 登録:平成21年以前 --