大学名 | 東京工業大学 |
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拠点のプログラム名称 | エージェントベース社会システム科学の創出 |
中核となる専攻等名 | 総合理工学研究科知能システム科学専攻 |
拠点リーダー氏名 | 出口 弘 |
《拠点形成の概要》 エージェントベース社会システム科学は、情報化・グローバル化した「21世紀社会の諸システム」をボトムアップに捉え、その制度設計の原理と手法の導出をミッションとする。自律的なエージェントとしての個人や組織をボトムアップ的な視点で捉え、シミュレーション、理論及び実証という3つの切り口から、世界が直面する重要かつ困難な問題の解決手段を提供しようとするものであり、社会科学とシステム科学の文理融合を目指す。 本研究教育拠点では、マシンエージェント(人工技術を用いて作成されたプログラムエージェント)だけでなく、問題に関わる人間(政策担当者など)もエージェントとして参加し、解決すべき問題の共有・理解・分析を可能とする「エージェントベースのモデリング」と「シミュレーションの枠組み」を開発する。 これらにより、個々のエージェントを基礎にして、社会諸システムを構成的にモデル化し、様々な制度をその設計過程に遡れる形で提案する。現在、我々は、欧米アジアで複数の新国際学会の設立に深く関与し、それらを連携させつつある。 本研究教育拠点では、100以上の個別具体モデルを通じて研究教育プログラムを開発するとともに、コーストレーニング体系を整備して欧米アジアへ提供する。以上の活動により、世界のNetworkofExcellenceのハブとして、産官学における制度設計のための視座と分析枠組みを構築し、21世紀の知識資本を形成する。 ![]() |
高等教育局大学振興課
-- 登録:平成21年以前 --