大学名 | 東京大学 |
---|---|
拠点のプログラム名称 | 次世代ユビキタス情報社会基盤の形成 |
中核となる専攻等名 | 情報学環・学際情報学府学際情報学専攻 |
拠点リーダー氏名 | 坂村 健 |
《拠点形成の概要》 情報通信技術は社会の情報化を加速し、センサーやアクチュエータ、通信機能を備えたコンピュータをあらゆる物や場所に埋め込んで活用するユビキタスコンピューティングを経て、人間社会のあらゆる場面においてデジタル情報を活用するユビキタス情報社会を迎えようとしている。本拠点は、東京大学院情報学環の学際性を最大限に活かし、ユビキタス情報社会の基盤を構築するために、情報学を核とした技術や社会、経済にわたる幅広い学際的学問基盤を確立することを目的としている。 本拠点では、まずユビキタス情報社会を支える技術基盤の研究開発を行なう。RFIDやセンサーネットワークなどの超小型ノードや、これらを我々の生活空間のあらゆる場面にちりばめた超機能分散型のコンピュータシステムの技術、実世界情報を扱うコンテキストアウェア型の情報処理方式などを研究する(ユビキタス情報技術研究サブプロジェクト)。こうした技術をベースとして、あらゆる場面でデジタル情報が活用できるためには、次に多様で膨大なコンテンツをどのように構築するかが重要な課題となる。そこで、本研究拠点では、様々なデジタル情報を統合する共通の記述基盤や、それをいつでもどこでも利用する情報の利用基盤を確立し、普及させることを目指す(ユビキタス情報コンテンツ形成サブプロジェクト)。更に、ユビキタス情報技術を社会に適用したときの法律や経済上の様々な社会的諸課題の解決を研究し、政策提言などを行なう(ユビキタス情報社会国際研究)。 本拠点は、若手研究者を積極的に世界最先端の研究プロジェクトに取り組ませることによって、若手研究者の育成にも努める。 |
高等教育局大学振興課
-- 登録:平成21年以前 --