資料1-8 予算執行計画の自己評価(年度終了後)(案)

平成24年7月31日
予算監視・効率化チーム

1.予算執行計画の各取組の自己評価

〈1〉支出負担行為に関する計画の執行実績

(1)支出負担行為に関する計画の執行実績(資料1-1,1-2)

 予算監視・効率化チーム(以下「チーム」という。)が各四半期毎に計画の進捗状況を確認し、計画どおりの執行に努めるよう促した結果、平成23年度においては、計画作成対象事業の9割以上(全56事業のうち53事業)が執行率80%を超えていることから、全体として概ね計画どおりの執行ができたものと認められる。
 また、平成23年度第3四半期末の時点で計画額と執行額に大きな差が見られた幾つかの事業については、特別な理由がない限り執行を行わないことをチームとして要請し、不要不急な予算執行の防止に努めた。
 なお、平成23年度補正予算の執行について、当該予算が東日本大震災からの復旧・復興に資する重要性を鑑み、チームとしてその執行状況の把握に努めた。
 今後も引き続き、不要不急な予算執行を防止するため、計画に応じた執行を全ての職員に促していく。

(2)年度当初からの補助事業等の計画的な執行を促進するための目標と具体的な方法(資料1-3)

 監視対象である19件の補助金等について、補助金等執行計画調書に基づき進捗状況を確認した結果、概ね計画どおりの執行ができたものと認められる。
 なお、交付決定手続き等が計画より遅れた補助金等については、所管局課からその原因を聴取し、計画どおりの執行に努めるよう促した結果、第3四半期までに計画の遅れを取り戻しており、事業の進捗に影響は生じなかった。
 今後も引き続き、事業実施期間を十分確保し、事業の進捗に影響が生じないよう、実施計画に応じた適時の交付決定等を促していく。

〈2〉予算執行上の重要な決定等についての事前審査(資料1-4)

(1)補助金等の交付決定についての事前審査

 進捗管理の監視対象である8件の補助金等の全てについて、特段の問題はなかった。今後も引き続き、予算執行の必要性、効率性、公平性、透明性及び競争性等の観点を踏まえて審査を実施していく。

(2)重要な調達についての事前審査

 事前審査の対象となった契約案件について、有識者が参画する審査委員会等において審査した結果、特段の問題はなかった。今後も引き続き、予算執行の必要性、効率性、公平性、透明性及び競争性等の観点を踏まえて審査を実施していく。

〈3〉国民の声の受付・対応、改善への取組(資料1-5)

 年度を通じて、全11件の意見が寄せられたものの、そのうち予算執行に関する意見は1件のみであった。
多くの国民から意見が寄せられるよう、周知方法などの改善に向けて引き続き検討していく。

〈4〉予算執行の効率化等に向けて職員の参画や意識の向上を図る取組(資料1-6)

(1)会計事務研修

 多くの職員の参加が得られるよう、今後も講義内容の更なる充実を図っていく。

(2)職員からの意見の受付

 多くの職員から意見が寄せられるよう、今取組の周知方法などの改善に向けて引き続き検討していく。

〈5〉予算執行の情報開示の充実(資料1-7)

 年度を通じて、いずれの事項についても計画どおり公表してきており、平成24年度においても引き続き計画に沿った公表を進めていく。

〈6〉特命事項への取組

 平成23年度予算から実現した科学研究費補助金の一部基金化について、引き続き平成24年度予算においても新たに基金対象種目を拡大するなど、効果的な予算措置に向けた取組を着実に実施したところ。

2.予算執行計画の自己評価(年度終了後)

 以上のことから、当省の予算監視・効率化の取組については、全ての取組において、概ね順調に実施されたものと認められる。そのなかで、特筆すべきと認められる事項は次のとおり。

  • 支出負担行為に関する計画について、昨年度に続き、平成23年度においても第3四半期までに発生した未執行額の執行を止めるなど、予算の使い切り等のムダな予算執行が行われないよう適切に監視することができた。
  • 平成23年度東日本大震災復旧・復興関係経費(第1次補正予算~第3次補正予算)の執行状況を把握することに努めた。

 平成24年度においても、より適切な予算執行を行うため、職員ひとりひとりが常に無駄排除の意識を持ち、不要不急な執行を行うことがないよう、引き続き職員の意識醸成に努めていく。

お問合せ先

大臣官房会計課財務企画班

-- 登録:平成24年08月 --