平成27年度スーパーグローバルハイスクールの指定について(平成27年3月31日)

 文部科学省では,高等学校等において,グローバル・リーダー育成に資する教育を通して,生徒の社会課題に対する関心と深い教養,コミュニケーション能力,問題解決力等の国際的素養を身に付け,もって,将来,国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図る「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」事業を平成26年度から開始いたしました。
 この度,平成27年度SGH指定校を決定いたしましたので,お知らせします。
※なお,本件については,平成27年度予算の成立を前提とするものです。

1.事業の概要

1. 目的
 急速にグローバル化が加速する現状を踏まえ,社会課題に対する関心と深い教養に加え,コミュニケーション能力,問題解決力等の国際的素養を身に付け,将来,国際的に活躍できるグローバル・リーダーを高等学校段階から育成する。

2. 事業概要
 国際化を進める国内の大学のほか,企業,国際機関等と連携して,グローバルな社会課題を発見・解決し,様々な国際舞台で活躍できる人材の育成に取り組む高等学校等を「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に指定し,質の高いカリキュラムの開発・実践やその体制整備を進める。

3. 指定期間:5年間(平成27年度~31年度を予定)

4. 対象学校:国公私立高等学校及び中高一貫教育校(中等教育学校,併設型及び連携型中学校・高等学校)

2.平成27年度指定校等

1. 指定校数
・平成27年度指定校として56校を決定。
 (内訳)国立7校,公立31校,私立18校

2. 公募状況,審査及び決定方法
・190校から構想調書等の提出があった。
 (内訳)国立9校,公立92校,私立89校
・各学校から提出された構想調書等について,外部有識者会議であるスーパーグローバルハイスクール企画評価会議(以下「企画評価会議」という。)において,教育活動の実績を踏まえた計画の実現性,発展性,継続性の評価により審査を行うとともに,多様性を確保する観点から,取組の特徴,地域性及び国公私のバランスに配慮し,指定校を審議し,文部科学省において決定した。

3. SGHアソシエイト
 SGH事業の構想をより多くの学校に広めていく観点から,SGH事業を踏まえたグローバル・リーダー育成に資する教育の開発・実践に取り組む高等学校等を「SGHアソシエイト」として位置付ける。SGHアソシエイトは,SGHとともにSGHコミュニティを形成する。
 SGHコミュニティは,将来のグローバル・リーダー育成に資する教育の開発・実践に取り組むため,それぞれの学校における取組に関する情報を共有するとともに,その状況を発信するための場とする。
 平成27年度については、SGHアソシエイトを55校選定した。
 (内訳)国立1校,公立24校,私立30校

3.事業の評価等

 指定3年目に,2年目までの取組状況に関する中間評価,支援終了後に支援機関全体の実績に関する事後評価を実施する。また,毎年度の研究開発完了報告書における内容及び中間評価の結果等は、次年度以降の事業実施のあり方に反映することとしている。

お問合せ先

初等中等教育局参事官(高等学校担当)付

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(初等中等教育局参事官(高等学校担当)付)

-- 登録:平成27年03月 --