国際教育推進フォーラム2008

　本フォーラムは、平成17年8月に出された「初等中等教育における国際教育推進検討報告」で提言されている国際教育について理解と推進を図るために、平成18年度より実施しているものです。
　同報告では、国際社会で求められる態度・能力として、全ての子供たちが、

1. 異文化や異なる文化をもつ人々を受容し、共生することのできる態度・能力
2. 自らの国の伝統・文化に根ざした自己の確立
3. 自らの考えや意見を自ら発信し、行動することのできる態度・能力

　を身に付けることができるようにすべきと述べられています。それらを育成することが国際教育であると言えます。
　本フォーラムでは、大森国際教育課長が挨拶を述べた後、以下のプログラムが行われました。

1. 国際教育推進プラン実践報告
2. 地域の特色を生かした国際理解教育についてのパネルディスカッション

　1．では、文部科学省が平成18年度より実施している「国際教育推進プラン」の指定を受けた6地域より、現在までの取組について実践報告がなされました。国際教育推進プランは、国際教育について先進的な取組を行う地域を指定し、NPO法人や大学等と連携して実践研究を行うもので、各地域で特色ある取組が行われています。
　2．は、文部科学省の田村学教科調査官をコーディネーターとして、国際理解教育学会会長である多田教授をコメンテーターに、国際理解教育の実践を行っている新宿区立大久保小学校の長岡校長並びに千葉市立打瀬中学校の青木教頭をパネリストに迎えて行いました。
　地域の特性を生かした国際理解教育の実践について、活発な意見交換が行われました。