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開発途上国の産業技術教育を支援するコアカリキュラム提供システムのモデル構築

活動テーマ

開発途上国の産業技術教育を支援するコアカリキュラム提供システムのモデル構築(第2年度)

実施機関名

愛知教育大学

1 概要

 第1年度は,これまで蓄積した国際協力機構(JICA(ジャイカ))の集団研修「産業技術教育」コース等のテキストや資料をコンテンツとして整理・集積し,各国のニーズに応じた「技術教育」,「工業教育」のコースウエア,コアカリキュラム等の編成,ならびに教員養成のテキストを作成した。第2年度は,これに引き続いて,産業技術教育で最も要請の大きい「専門技術教育」の中から,コースウエアの一例のコアカリキュラム等の編成を行うと共に,そのテキストの一例を作成する。これら一連の成果物が開発途上国で有効であるかどうかの検証を,ケニアならびにフィリピンでの現地調査と,その他多くの国へのアンケート調査で行う。そして,コアカリキュラム,教育階梯の再検討を行い,必要に応じてコンテンツの追加・充実と,各国の産業技術の発展段階に応じて応用可能な成果物を作成する。

2 目標

 まず,「専門技術教育」に関して,これまでのテキストや資料,研修員から得た情報に基づくコンテンツを吟味し,それを参考にしたコースウエアの編成を行う。これには,これまでの内容に加えて,現在開発途上国で必要とされる内容を追加し,その充実を図る。次に,各国の産業技術の発展段階に応じて編成した[産業技術基礎]のコアカリキュラム等の作成とそれを提供するための効果的かつ効率的な提供システムのモデル構築を行う。そして,ケニアでは職業訓練機関関係者を,アジアの専門技術教育で重要な役割を果たしているコロンボプラン・スタッフカレッジでは加盟国の職業訓練関係者を対象に検証調査を行う。一方,開発途上国との連携を進め,[産業技術基礎]を基本として推進するために,印刷物,ディスク媒体,電子データを提供するシステムの構築を行う。

3 体制

 本事業の中心となる組織は,第1年度に引き続いて,愛知教育大学技術教育講座が主となるが,第1年目の活動実施者9名に加えて,成果物を通信情報として提供する場合のために,専門的知見を有する鹿児島大学工学部中山 茂教授,工学分野で開発途上国の国際協力の地域連携に成果を収めている豊橋技術科学大学の池田則宏准教授(ケニアに滞在経験),専門技術教育の分野で我が国最大の教科書提供の実績を有する実教出版株式会社の鈴木和宏編修部課長,JICA(ジャイカ)中部国際センター職員,文部科学省初等中等教育局産業技術教育教科調査官,世界銀行広報担当官大森功一氏等,国際教育協力や産業技術教育に精通した方にご協力をお願いする。

4 スケジュール(月単位で記入)

9月(第1回会議)
全体計画の確認とこれまでの資料を分析し,[産業技術基礎]のコアカリキュラム等を検討する。
10月(第2回会議)
各自の検討事項の持ち寄りと,それに基づく海外調査の内容と方法について検討を行う。
10月〜12月(調査)
選定した対象国・組織で,コアカリキュラム,システム等の具体的な検証の調査を行う。
12月〜1月(調査のまとめ)
検証調査の結果を基に,コアカリキュラム等の検討と提供システムを吟味する。
2月(第3回会議)
[産業技術基礎]のコンテンツ,コアカリキュラム,提供システム等を総合的に検討する。
2月〜3月(報告書の作成と印刷)
一連の検討事項をまとめ,[産業技術基礎]の具体的モデルを構築する。

5 成果物

  • 「専門技術教育」のコースウエア例と,その一例の[産業技術基礎]のコアカリキュラム,教育階梯,シラバス。
  • [産業技術基礎]を構成する各コンテンツをまとめたテキスト。
  • 上記の「専門技術教育」,[産業技術基礎]の内容を,開発途上国の産業技術の発展段階に応じて応用可能な成果物(印刷物,ディスク媒体,電子データ)。
  • 上記の内容をウエブ上で提供するホームページ。