施策目標（6）社会教育における環境教育の推進

生涯学習政策局

スポーツ・青少年局

 幅広い年代を対象として、地域における環境教育を含め様々な課題に対する学習活動の支援を図る。

  環境教育など、行政だけではなく地域やNPO等の民間が主体となって課題解決に取り組むべき重要なテーマを指定して、地域の課題解決につながる仕組みづくりのための実証的共同研究を行い、地域が課題を解決する力の強化を図った。
　さらに、企業や家庭などに自然体験活動等の理解を求めていくための普及啓発を実施した。また、（独）国立青少年教育振興機構において、民間団体が実施する様々な自然体験等の体験活動等に対する助成を行うとともに、国立青少年教育施設における教育事業として自然体験活動を実施し、体験活動等を通じた環境教育を推進した。
　加えて、家庭教育においては、自然や環境を大事にする心を育てることなどを盛り込んだ家庭教育のヒント集としての家庭教育手帳を文部科学省ホームページに掲載し、広く国民に情報提供を行った。また、全国の教育委員会やPTA、子育て支援団体等における家庭教育に関する学習機会等での活用を促した。

  地域社会それぞれの実情に合わせて、住民が主体的に考え、地域の課題を認識し、協働して解決していくことを促す「仕組みづくり」を進めることが重要。この中で、多くの地域で環境に関する学習や活動が行われており、引き続きこのような地域の取組を推進するとともに、これを周知し、普及を図ることにより、さらに全国各地の取組を促すことが必要。
　自然体験をする機会を拡大するため、自然体験活動等の理解を求めていくための普及啓発の実施や民間団体が行う自然体験活動等に関する事業に対する助成、国立又は公立青少年教育施設の利用の促進に向けた施策を、引き続き実施することが必要。
　家庭において自然や環境を大事にする心を育てることが重要であり、引き続き家庭教育手帳を文部科学省ホームページで情報提供を行うとともに、関係団体等における家庭教育に関する学習機会等での活用促進を図ることが必要。

　自然体験活動など体験活動指導者の育成を図る。

　体験活動推進プロジェクトにおいて、4,789人の自然体験活動指導者を養成した。

　自然体験活動を通した環境教育を推進するため、自然体験活動指導者の育成については、引き続き充実を図っていくことが必要。