(5)学校教育における環境教育の推進

主管局 初等中等教育局
関係局 施設部、高等局
基本目標  児童生徒が環境についての正しい理解を深め、責任を持って環境を守るための行動がとれるようにするため学校における環境教育の一層の充実を図る。

1.教育内容の改善・充実

達成目標  学習指導要領において環境教育に関する内容が充実されたことを踏まえ、その趣旨の実現及び環境教育に関する優れた実践の促進や普及を図る。
達成目標の達成度合い  平成18年度においては、学校、家庭、地域が一体となって環境教育を推進するモデル地域の指定や、身近な環境を測定し地球規模の環境についての学習に取り組む学校の取組を引き続き支援するなど、環境教育に関する優れた実践を促すとともに、こうしたモデル地域や指定校の優れた実践等を全国に発表する場を設け、環境教育の普及・促進を行った。
平成18年度の基本目標の達成度合いについては、各達成目標の達成度合いから判断して、概ね順調に進捗しているといえる。
今後の課題  平成19年度は、改正教育基本法において、「生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと」が新たに規定されたことを受け、学校、家庭、地域が一体となって更なる環境教育の推進を図る。

2.教員の指導力の向上

達成目標   環境教育に関する指導内容、指導方法等に関する研修を行い、環境教育を担当する教員の指導力の向上を図る。
達成目標の達成度合い  平成18年度においては、環境教育を担当する教員を対象としてワークショップや研究協議を行うなどの、指導内容、指導方法等に関する研修を実施した。また、環境教育に関する優れた実践についての全国発表会等を通じて、教員の指導力の向上について協議等を行った。さらに、こうした研修のほか、環境省と連携し、教員等をはじめ環境教育・環境学習の指導者に対する基礎的な講習会を実施するなど、概ね順調に進捗している。
平成18年度の基本目標の達成度合いについては、各達成目標の達成度合いから判断して、概ね順調に進捗しているといえる。
今後の課題  平成19年度は、改正教育基本法において、「生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと」が新たに規定されたことを受け、学校、家庭、地域が一体となって更なる環境教育の推進を図る。

3.環境を考慮した学校施設(エコスクール)の整備

達成目標  環境を考慮した学校施設(エコスクール)の整備推進を図るため、パイロット・モデル事業等を実施し、環境負荷の低減や自然との共生を考慮した学校施設を整備するとともに、実物大の教材として環境教育・学習に活用する。
達成目標の達成度合い  公立学校施設整備事業における取組については、エコスクールの整備推進を図るため、平成18年度には70校のパイロット・モデル事業を行うとともに、新増改築時や既存施設の建物全体を改造する工事において環境を考慮した学校施設の整備に対して補助を行った。
私立学校施設整備事業における取組については、平成18年度には本事業に補助申請のあった2校の計画について、すべて補助を行った。
今後の課題  今後も、さらにエコスクールの整備推進を図る。

お問合せ先

大臣官房局政策課

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-- 登録:平成21年以前 --