平成19年10月12日
文部科学省
「政府がその事務及び事業に関し温室効果ガスの排出の抑制等のため実行すべき措置について定める計画」(平成19年3月30日閣議決定)(以下「政府の実行計画」という。)及び「政府がその事務及び事業に関し温室効果ガスの排出の抑制等のため実行すべき措置について定める計画の実施要領」(平成19年3月30日地球温暖化対策推進本部幹事会申合せ)(以下「政府の実施要領」という。)に基づき、文部科学省が自ら実行する具体的な措置に関する実施計画を以下のとおり定める。なお、平成20年1月には一部庁舎の移転が予定されていることから、本計画は、庁舎移転後に、その実態を踏まえた必要な見直しを行うこととする。
第一 | 目標 文部科学省の事務及び事業に伴う温室効果ガス排出量は、平成18年度において13年度比で10パーセント弱削減しており、旧実行計画の7パーセント削減目標を達成したが、引き続き温室効果ガス排出量の削減に努める必要がある。その際、政府の実行計画において8パーセント削減が政府全体としての新たな目標とされたことを受け、本計画は、目標年度である平成22~24年度までの総排出量の平均を13年度比で8パーセント削減することを当面の目標とする。なお、庁舎の移転後には削減目標を改めて設定することとし、その後も、取組の進捗状況や温室効果ガスの排出量の状況などを踏まえ、一層の削減が可能である場合には適切に見直すこととする。 |
第二 | 対象となる事務及び事業 本計画の対象となる事務及び事業は、原則として、文部科学省の本省、特別の機関、地方支分部局、文化庁及び施設等機関(以下「本省等」という。)が行うすべての事務及び事業とする。 |
第三 | 実施計画の期間等 本計画は、平成19年度から24年度までの期間を対象とするものとし、その実施の状況、技術の進歩等を踏まえ、必要に応じ見直しを行うものとする。 |
第四 | 実施する措置 本省等は以下の措置を実施するものとする。ただし、本省等の一部が平成19年12月まで入居する文部科学省ビルについては、民間事業者から賃借している事情にかんがみ、1.(7)イ、(8)アからまで、オ、2.(2)、(3)、(4)及び、(6)、及び、(7)、(8)、(9)イ、3.(1)ア、、及び、イ、及び、(3)を適用しない。 |
|
(1) | 低公害車の導入
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(2) | 自動車の効率的利用
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(3) | 自転車の活用 自転車の共同利用を一層推進する。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(4) | エネルギー消費効率の高い機器の導入
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(5) | 用紙類の使用量の削減
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(6) | 再生紙などの再生品や木材の活用
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(7) | ハイドロフルオロカーボン(HFC)の代替物質を使用した製品等の購入・使用の促進等
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(8) | その他
|
|
(1) | 建築物の建築における省エネルギー対策の徹底 建築物を建築する際には、省エネルギー対策を徹底し、温室効果ガスの排出の抑制に配慮したものとして整備する。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(2) | 既存の建築物における省エネルギー対策の徹底
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(3) | 温室効果ガスの排出の抑制等に資する建設資材等の選択
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(4) | 温室効果ガスの排出の少ない空調設備の導入等
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(5) | 冷暖房の適正な温度管理
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(6) | 新エネルギーの有効利用
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(7) | 水の有効利用
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(8) | 太陽光発電の導入及び建物の緑化に関する整備計画 政府の実行計画第4の2(8)、政府の実施要領2(8)及び「太陽光発電の導入及び建物の緑化に係る整備の考え方について」(平成19年3月30日地球温暖化対策推進本部幹事会申合せ)等に基づき、文部科学省における太陽光発電の導入及び建物の緑化に関する整備計画は以下のとおりとする。 既に92平方メートルの建物の緑化を整備済みであるが、計画期間である平成19年度から平成24年度までに、50kW(キロワット)を目途として太陽光発電を導入するとともに、追加的に2,418平方メートルを目途として建物の緑化を行う。また、耐震安全性や積載荷重等を考慮しつつ、必要に応じて、さらなる整備の可能性について検討を行い、構造上・立地上の不都合がないと確認された庁舎のうち、延床面積が1,000平方メートル以上のものについては、整備に向けて取り組む。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(9) | その他
|
|
(1) | エネルギー使用量の抑制
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(2) | ごみの分別
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(3) | 廃棄物の減量
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(4) | 本省等が主催するイベント等の実施に伴う温室効果ガスの排出等の削減
|
|
(1) | 職員に対する地球温暖化対策に関する研修の機会の提供、情報提供
|
||||||
(2) | 地球温暖化対策に関する活動への職員の積極的参加の奨励
|
||||||
(3) | その他
|
|
大臣官房長を議長とする「環境問題に関する連絡会議」において、毎年度、本計画の実施状況を点検し、必要に応じ、本計画の見直しを行う。
|
【省全体】
文部科学省温室効果ガス削減計画
(単位) | 平成13年度 | 平成18年度 | 平成22~24年度目標 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
(13年度比) | ||||||
公用車燃料 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 186,854 | 154,982 | 157,273 | 15.8パーセント | |
施設のエネルギー使用 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 5,243,351 | 4,739,388 | 4,838,515 | 7.7パーセント | |
電気 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 4,018,394 | 4,323,092 | 4,369,003 | 8.7パーセント | |
(電気使用量) | kWh(キロワットアワー) | 10,630,671 | 10,815,862 | 11,864,111 | 11.6パーセント | |
(電気の排出係数) | キログラム-CO2(二酸化炭素)/kWh(キロワットアワー) | 0.378 | 0.378等 | 0.368等 | ||
電気以外 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 1,224,957 | 416,296 | 469,512 | 61.7パーセント | |
その他 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 0 | 0 | 0 | ||
合計 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 5,430,205 | 4,894,370 | 4,995,788 | 8.0パーセント |
【本省】
文部科学省(本省、文化庁)温室効果ガス削減計画
(単位) | 平成13年度 | 平成18年度 | 平成22~24年度目標 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
(13年度比) | ||||||
公用車燃料 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 171,951 | 138,863 | 143,655 | 16.5パーセント | |
施設のエネルギー使用 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 4,381,928 | 3,763,225 | 3,880,203 | 11.4パーセント | |
電気 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 3,351,145 | 3,494,362 | 3,557,780 | 6.2パーセント | |
(電気使用量) | kWh(キロワットアワー) | 8,865,464 | 8,656,993 | 9,659,701 | 9.0パーセント | |
(電気の排出係数) | キログラム-CO2(二酸化炭素)/kWh(キロワットアワー) | 0.378 | 0.378等 | 0.368等 | ||
電気以外 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 1,030,783 | 268,863 | 322,423 | 68.7パーセント | |
その他 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 0 | 0 | 0 | ||
合計 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 4,553,879 | 3,902,087 | 4,023,858 | 11.6パーセント |
● | 主な削減対策 平成18年度までに行ってきた対策に加えて以下の対策を実施
|
|||||||||||||||||||||
● | 推進体制
|
【地方支分部局等】
国立教育政策研究所温室効果ガス削減計画
(単位) | 平成13年度 | 平成18年度 | 平成22~24年度目標 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
(13年度比) | ||||||
公用車燃料 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 4,558 | 4,089 | 4,225 | 7.3パーセント | |
施設のエネルギー使用 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 581,951 | 727,873 | 707,281 | 21.5パーセント | |
電気 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 442,367 | 605,084 | 584,531 | 32.1パーセント | |
(電気使用量) | kWh(キロワットアワー) | 1,170,282 | 1,587,513 | 1,588,399 | 35.7パーセント | |
(電気の排出係数) | キログラム-CO2(二酸化炭素)/kWh(キロワットアワー) | 0.378 | 0.378等 | 0.368 | ||
電気以外 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 139,584 | 122,789 | 122,750 | 12.1パーセント | |
その他 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 0 | 0 | 0 | ||
合計 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 586,508 | 731,962 | 711,506 | 21.3パーセント |
● | 主な削減対策 平成18年度までに行ってきた対策に加えて以下の対策を実施
|
||||||||||||||||||
● | 推進体制
|
【地方支分部局等】
科学技術政策研究所温室効果ガス削減計画
(単位) | 平成13年度 | 平成18年度 | 平成22~24年度目標 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
(13年度比) | ||||||
公用車燃料 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 2,793 | 1,350 | 1,350 | 51.7パーセント | |
施設のエネルギー使用 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 125,844 | 112,430 | 109,650 | 12.9パーセント | |
電気 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 107,179 | 112,419 | 109,640 | 2.3パーセント | |
(電気使用量) | kWh(キロワットアワー) | 283,543 | 277,103 | 297,935 | 5.1パーセント | |
(電気の排出係数) | キログラム-CO2(二酸化炭素)/kWh(キロワットアワー) | 0.378 | 0.378等 | 0.368 | ||
電気以外 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 18,664 | 11 | 10 | 99.9パーセント | |
その他 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 0 | 0 | 0 | ||
合計 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 128,636 | 113,780 | 111,000 | 13.7パーセント |
※ | 温室効果ガス排出量の殆どが本省との按分による計算値に基づく。 |
● | 主な削減対策 平成18年度までに行ってきた対策に加えて以下の対策を実施
|
||||||||||
● | 推進体制
|
【地方支分部局等】
日本学士院温室効果ガス削減計画
(単位) | 平成13年度 | 平成18年度 | 平成22~24年度目標 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
(13年度比) | ||||||
公用車燃料 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 288 | 29 | 0 | 100パーセント | |
施設のエネルギー使用 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 74,486 | 67,842 | 69,808 | 6.3パーセント | |
電気 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 43,117 | 47,546 | 49,452 | 14.7パーセント | |
(電気使用量) | kWh(キロワットアワー) | 114,066 | 125,784 | 134,380 | 17.8パーセント | |
(電気の排出係数) | キログラム-CO2(二酸化炭素)/kWh(キロワットアワー) | 0.378 | 0.378 | 0.368 | ||
電気以外 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 31,369 | 20,295 | 20,356 | 35.1パーセント | |
その他 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 0 | 0 | 0 | ||
合計 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 74,774 | 67,871 | 69,808 | 6.6パーセント |
● | 主な削減対策 平成18年度までに行ってきた対策に加えて以下の対策を実施
|
||||||||||
● | 推進体制
|
【地方支分部局等】
日本芸術院温室効果ガス削減計画
(単位) | 平成13年度 | 平成18年度 | 平成22~24年度目標 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
(13年度比) | ||||||
公用車燃料 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 2,493 | 2,079 | 2,293 | 8.0パーセント | |
施設のエネルギー使用 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 38,772 | 30,947 | 34,707 | 10.5パーセント | |
電気 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 34,370 | 26,658 | 30,783 | 10.4パーセント | |
(電気使用量) | kWh(キロワットアワー) | 90,926 | 70,525 | 83,649 | 8.0パーセント | |
(電気の排出係数) | キログラム-CO2(二酸化炭素)/kWh(キロワットアワー) | 0.378 | 0.378 | 0.368 | ||
電気以外 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 4,402 | 4,288 | 3,924 | 10.9パーセント | |
その他 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 0 | 0 | 0 | ||
合計 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 41,265 | 33,026 | 37,000 | 10.3パーセント |
● | 主な削減対策 平成18年度までに行ってきた対策に加えて以下の対策を実施
|
||||||||||
● | 推進体制
|
【地方支分部局等】
水戸原子力事務所温室効果ガス削減計画
(単位) | 平成13年度 | 平成18年度 | 平成22~24年度目標 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
(13年度比) | ||||||
公用車燃料 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 4,771 | 8,572 | 5,750 | 20.5パーセント | |
施設のエネルギー使用 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 40,370 | 37,072 | 36,866 | 8.7パーセント | |
電気 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 40,215 | 37,023 | 36,817 | 8.4パーセント | |
(電気使用量) | kWh(キロワットアワー) | 106,390 | 97,944 | 100,046 | 6.0パーセント | |
(電気の排出係数) | キログラム-CO2(二酸化炭素)/kWh(キロワットアワー) | 0.378 | 0.378 | 0.368 | ||
電気以外 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 155 | 49 | 49 | 68.4パーセント | |
その他 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 0 | 0 | 0 | ||
合計 | キログラム-CO2(二酸化炭素) | 45,141 | 45,644 | 42,616 | 5.6パーセント |
● | 主な削減対策 平成18年度までに行ってきた対策に加えて以下の対策を実施
|
||||||||||||
● | 推進体制
|
(大臣官房政策課)
-- 登録:平成21年以前 --