文部科学省の取り組み
超小型衛星研究開発事業
~最先端超小型衛星群の開発を通じた宇宙利用の裾野拡大~
概要
超小型衛星研究開発事業は、地球観測衛星による観測への取組を強化するため、中小企業・ベンチャー企業等の優れた技術、宇宙開発に係わる研究機関においてこれまで蓄積されてきた基盤技術、大学、大学共同利用機関及び高等専門学校における自由な発想や想像力を結集して行う、地球観測に資する世界最先端の超小型衛星システムの研究開発事業です。本事業では、これまでになく短期間、低コストで、将来的に発展可能な最先端の超小型衛星の研究開発を行います。 平成21年度においては、本事業に16億円の補正予算が付き、大学等を対象に平成21年7月に公募を行いました。今回の公募では下記の2つのプログラムを設定しました。
A.最先端の超小型衛星システムの研究開発
最先端の超小型衛星のフライトモデルの研究開発(主たるミッションは、複数基による観測を含め、地球観測。)に係る提案です。
超小型衛星のフライトモデルに求める性能は以下の通りです。
○利用者の希望によって撮像し、速やかにその情報を地上へ伝達できる機能を有すること。
○この機能を他の超小型衛星と協調して実現するシステムを構築できる見込みがあること。(例えば、光学センサの場合、地上分解能は単画像にて約5m(注)を目指す。)
事業規模は1件あたり約4億円以下です。
B.超小型衛星のための衛星バス、ミッション、サブシステム等の研究開発
超小型衛星のための衛星バス、それに搭載する地球観測ミッション、サブミッション(余剰部分がある場合)又はサブシステムのみの研究開発に係る提案です。
事業規模は1件あたり約2億円以下です。
今回の公募では、上記の2つのプログラムに対して36件の応募があり、平成21年11月に下記の7件(「最先端の超小型衛星システムの研究開発」:3件、超小型衛星のための衛星バス、ミッション、サブシステム等の研究開発:4件)の提案が採択されました。
A.最先端超小型衛星システムに関する研究開発の採択提案
| 提案計画名 |
代表機関
(参画機関) |
代表者 |
| 姿勢制御用CMGと光学カメラおよびガンマ線検出器を用いた地球・天体観測技術実証衛星TSUBAME |
東京工業大学 (東京理科大学、多摩川精機株式会社、スペースリンク株式会社) |
松永 三郎 |
| 50kg級超小型衛星フライトモデル「RISING-2」の研究開発 |
東北大学 (北海道大学) |
坂本 祐二 |
| 地球観測などに用いる超小型汎用人工衛星システムの開発 |
九州大学 (佐賀大学、鹿児島大学、九州工業大学、有限会社QPS研究所) |
麻生 茂 |
B.超小型衛星のための衛星バス、ミッション、サブシステム等の研究開発の採択提案
| 提案計画名 |
代表機関
(参画機関) |
代表者 |
| 産学連携による超小型衛星搭載型ハイパースペクトルセンサの開発 |
北海道大学 (北海道工業大学、有限会社オービタルエンジニアリング、株式会社植松電機、有限会社アイドマ、エバ・ジャパン株式会社、北海道衛星株式会社、東京都立航空工業高等専門学校) |
戸谷 剛 |
| マルチスペクトル望遠撮像系の開発 |
北海道大学 (-) |
高橋 幸弘 |
| 小型望遠観測器のユニット化技術 |
光産業創成大学院大学 (静岡大学、(株)分光応用技術研究所、株式会社TAKシステムイニシアティブ) |
瀧口 義浩 |
| 放射線耐性の高い裏面照射型CCDとTDI動作を組み合わせた超小型高感度地表観測センサーシステムの開発研究 |
大阪大学 (-) |
常深 博 |
(選定までの流れ)
- 公募のお知らせ 平成21年7月16日
- 説明会 平成21年7月24日
- 公募実施期間 平成21年7月17日~平成21年8月20日
(2009.11.27)
研究開発局宇宙開発利用課宇宙利用推進室
代表
電話番号:03-5253-4111
メールアドレス:uchriyou@mext.go.jp