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宇宙開発利用

5) M-3SⅡ型ロケット

第三章 日本の輸送系技術の発展1.M系ロケットと観測ロケット > (7)ミューロケット

1.実施に至った経緯

 1985年(昭和60年)から1986年(昭和61年)にかけて地球に接近するハレー彗星を探査するための探査機を打ち上げる能力をもったロケットを開発することとなった。

2.プロジェクトの目的と目標

 国際的水準を凌駕するペイロード/発射重量比を実現する固体ロケット技術の向上と、初の惑星間ミッションの実施のために開発された。

3.実施内容

 M-3Sロケットの第1段を流用したが、そのほかの部分(第2段、第3段、補助ブースター)を新規に開発した。

  • 3段式
  • 全長:27.8m
  • 外径:1,410mm (尾翼、フェアリング除く)

【打上げ実績】

1号機

 1985年(昭和60年)1月8日に日本発の惑星間探査機である、ハレー彗星探査試験機「さきがけ」(MS-T5)を太陽周回軌道に投入した。

2号機

 1985年(昭和60年)8月19日にハレー彗星探査機「すいせい」(PLANET-A)を太陽周回軌道に投入し、ハレー彗星への接近を成功させた。

3号機

 1987年(昭和62年)2月5日にX線天文衛星「ぎんが」(ASTRO-C)を軌道に投入した。

4号機

 1989年(平成元年)2月22日に磁気圏観測衛星「あけぼの」(EXOS-D)を軌道に投入した。

5号機

 1990年(平成2年)1月24日に工学実験衛星「ひてん」(MUSES-A)を月周回軌道に投入した。

6号機

 1991年(平成3年)8月30日に太陽観測衛星「ようこう」(SOLAR-A)を軌道に投入した。

7号機

 1993年(平成5年)2月20日にX線天文衛星「あすか」(ASTRO-D)を軌道に投入した。

8号機

 1995年(平成7年)1月15日に自立帰還型無人宇宙実験システム(EXPRESS)を打ち上げたが、第2段ロケットの姿勢異常により軌道投入に失敗した。

4.成果

 2つの人工惑星、1つの月周回衛星を含む7機の衛星を軌道に投入した。

お問合せ先

研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付

(研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付)

-- 登録:平成23年02月 --