ここからサイトの主なメニューです

宇宙開発利用

1)測地実験衛星「あじさい」(EGS)

第二章 日本の人工衛星の発展5.測位衛星

1.実施に至った経緯

 新型のH-Ⅰロケットが開発されたことで、その打上げ性能・機能を確認する性能確認用ペイロードが必要となった。また正確な地図の作成や離島の正確な位置を決定するための実験衛星が必要とされたため、この両者を兼ねる衛星として開発された。

2.プロジェクトの目的と目標

 「あじさい」(EGS)の目的は第一に、新型の二段式液体ロケットH-Ⅰロケットの試験機1号機に搭載されて、その人工衛星打上げ能力を確認することである。また第二に、国内測地三角網の規正、離島位置の決定(海洋測地網の整備)、日本測地原点の確立など、測地衛星としての機能を果たすことも目的とされた。

3.実施内容

 「あじさい」(EGS)は直径2.15mの球形をしており、表面に装着された318枚のアルミ鏡と120組のレーザ反射体を利用して、地上から太陽光で反射する衛星を、恒星を背景に撮像し衛星の方向を決定、レーザの往復時間から距離を正確に測定する。
 なお、運用は海上保安庁水路部および国土地理院によって行われている。

  • 打上げ:1986年(昭和61年)8月13日、H-Ⅰロケット試験機1号機により種子島宇宙センターより打上げ(現在運用中)
  • 軌道:高度約1,500kmの円軌道(周期約116分、軌道傾斜角約50°)
  • 質量:約685kg

4.成果

 所期の目標を達成できたほか、現在も運用が続けられている。太陽光反射鏡とレ-ザ反射体を備え、受動型レーザ測距による国内測地三角網の規正や離島位置の決定に使われた。

お問合せ先

研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付

(研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付)

-- 登録:平成23年02月 --