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宇宙開発利用

9)技術試験衛星Ⅶ型「きく7号」/「ひこぼし」「おりひめ」(ETS-Ⅶ)

第二章 日本の人工衛星の発展1.技術実証衛星 > (2)NASDA

1.実施に至った経緯

 将来の宇宙活動において必要なランデブ・ドッキング技術や宇宙用ロボット技術を修得するため、宇宙開発事業団(NASDA)・通産省電子技術総合研究所(ETL)・郵政省通信総合研究所(CRL)・科学技術庁航空宇宙技術研究所(NAL)によって開発された。

2.プロジェクトの目的と目標

 ETS-Ⅶでは次の2つの実験が主要ミッションとされた。

  • 2つの宇宙機の接近・結合を自動および遠隔操縦により行うためのランデブ・ドッキング技術実験
  • 地上からの遠隔操作により無人で軌道上作業を行うための宇宙用ロボット技術実験

3.実施内容

 ETS-Ⅶはチェイサ衛星(ひこぼし)とターゲット衛星(おりひめ)の2衛星から構成され、打上げ後に宇宙空間で自動或いは遠隔操縦により分離や接近・ドッキングを行うランデブ・ドッキング実験を3回実施した。また、チェイサ衛星のロボットアームや実験用軌道上交換ユニット等を使って、地上から遠隔操作でロボット技術実験を米国航空宇宙局(NASA)のデータ中継衛星(TDRS)を経由しておこなった。

  • 打上げ:1997年(平成9年)11月28日、H-Ⅱロケット6号機により種子島宇宙センターから打上げ(2002年(平成14年)10月30日運用停止)
  • 軌道:高度550kmの円軌道(周期約96分、軌道傾斜角35°)
  • 質量:約2,900kg(チェイサ衛星、ターゲット衛星含む)

4.成果

 世界的にも未だ確立されていない最高水準の技術である無人自動ランデブ・ドッキング実験や遠隔による各種ロボット操縦技術の実験を通じて、無人宇宙機による軌道上作業に関する基盤技術確立に寄与した。

お問合せ先

研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付

(研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付)

-- 登録:平成23年02月 --