横浜港を出港する「ちきゅう」 (提供:海洋研究開発機構)
新着情報海洋分野における研究開発とは海洋の諸現象に関する原理を追求し、解明することは、地球環境問題の解決、海溝型巨大地震への対応、海洋資源の開発など、今後の人類の発展に深く関わる重要な課題の解決を図るためにも必要です。 海底熱水鉱床などの海洋鉱物資源の開発に資する技術開発については、平成21年6月には、科学技術・学術審議会海洋開発分科会において、「海洋鉱物資源の探査に関する技術開発の在り方について」を取りまとめるとともに、競争的研究資金制度「海洋鉱物資源探査技術高度化」(平成22年度までの名称は「海洋資源の利用促進に向けた基盤ツール開発プログラム」)において、広域かつ効率的な探査に必要となる探査技術の開発を実施しています。 また、海洋生物の生理機能を解明し、革新的な生産につなげる研究開発を実施するとともに、海洋生物の正確な資源量とその変動を予測するための生態系を総合的に解明する研究開発を行う「海洋生物資源確保技術高度化」を平成23年度から実施しています。 また、我が国の気象に大きな影響を与える北極における変動については、北極研究を推進すべく、平成23年度より「北極気候変動研究プロジェクト」を実施しています。 独立行政法人海洋研究開発機構では、地球温暖化などの地球環境変動の解明を目指し、アジア・太平洋域を中心とした地域において、観測設備を用いて、海洋・陸面・大気の観測を行っています。また、海底下の地殻活動に関する研究や深海に生息する生物の研究などを行うため、海域調査を実施するとともに、これらの観測研究などで得られたデータを、世界最高水準の演算性能を有するスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」などを活用して解析し、地球環境の物理的・化学的・生態的プログラムのモデル研究などを実施しています。 その他、これらの研究活動に必要な観測・探査を行うため、海洋に関する基盤技術開発を行っています。 さらに、同機構では、地球深部探査船「ちきゅう」を開発・運用し、「統合国際深海掘削計画(IODP)(※1)」の枠組みの下、地球環境変動、地球内部構造、地殻内生命圏などの解明を目的とする深海地球ドリリング計画を推進しています。
※1 統合国際深海掘削計画(IODP:Integrated Ocean Drilling Program)IODPは、我が国が提供する地球深部探査船「ちきゅう」をはじめとする海洋科学掘削船を用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動の解明、地震発生メカニズムの解明及び地殻内生命の探求等を目的とした国際研究協力プロジェクトです。2003 年10 月1 日より我が国と米国の主導によって開始され、現在、21か国が参加しております。
深海巡航探査機「うらしま(※2)」(左図)及び海底熱水鉱床(※3)(右図) ※2 深海巡航探査機「うらしま」船舶や有索の調査船等が近づくことが難しい場所における調査を行うため、自力で航行し、自動観測する自律型無人探査機(AUV) ※3 海底熱水鉱床海底から噴出する熱水に含まれる金属成分が沈殿してできたもの
体表に硫化鉄の鱗を持った巻貝Crysomallon(俗名:スケーリーフット(「鱗をまとった足」の意)) (提供:海洋研究開発機構) 海洋関連予算お問合せ先研究開発局海洋地球課 |
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