資料2-1 今後の研究大学強化促進事業の実施方針について(案)

基本的考え方
・大学等における研究戦略や知財管理等を担う研究マネジメント人材(URAを含む)群の確保・活用や、集中的な研究環境改革を組み合わせた研究力強化の取組を支援し、世界水準の優れた研究活動を行う大学群の増強を目指す
・EBPMのスキームやノウハウを各大学等にも展開し、成果と課題を踏まえてPDCAサイクルが回せるような取組を促し、補助事業終了後を見据えた財源措置も含む自主的な展開を目指す
・個々の大学等の強みや特性を活かした体制・構想づくり、取組の具体化・焦点化が重要であることに留意

具体的推進策
(1) URAの戦略的な配置やIR機能の飛躍的な充実等を通じ、学長・研究担当理事のリーダーシップを強化
(2) 論文の質の向上に資する取組の強化
各機関の戦略に応じて、下記の指標その他の指標を適宜活用して、論文の質の向上に向けた組織的な取組を一層推進
  1  論文の質を示す指標の例
    ・FWCI
    ・Top 10%論文割合
  2  論文の質と関連の深い指標の例
    ・Nature Index論文数向上
    ・国際共著論文割合向上
      ・目標の参考値(各機関において適宜活用することが望ましい)
        ・2019年までに国際共著論文割合を全機関で10%増(指定国立大学水準)
        ・上位5機関においては38%(アジア主要大学水準)
    ・産学共著論文割合向上
(3) 事業終了後の研究力強化の自主的展開に向けたロードマップ等の策定
(4) 取組の維持・発展に向けた各大学等におけるURA等の配置計画の策定

平成30年度補助事業
・将来構想報告書を踏まえた、URA等の配置計画とロードマップ等の策定
・URAの有効性を測る指標の検討

平成31年度補助事業に向けて
・論文の質の向上に資する取組を強化するための支援の枠組みについて検討

※ 平成30年度フォローアップの実施については、中間評価実施の翌年度であることを考慮し、合理化・省力化を図り、上記ロードマップとそれに対する現在の進捗状況等について提出を求め、書面確認の上(必要に応じてコメントを付す)、HPを通じて公表する。

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研究振興局学術研究助成課