‐第222号‐
平成13年9月12日
科学技術振興調整費による総合研究「構造物の破壊過程解明に基づく生活基盤の地震防災性向上に関する研究(第1期平成11~13年度)」の一環として、独立行政法人防災科学技術研究所の大型耐震実験施設を用いた大型模型地盤の作製と地盤の液状化過程における建物・杭基礎の動的挙動実験を別紙のとおり実施します。実験は土木学会を取りまとめ機関として、独立行政法人防災科学技術研究所や早稲田大学など7研究機関が共同して行われます。
本研究は、現在兵庫県三木市に建設中の実大三次元震動破壊実験施設(E‐ディフェンス)を用いた大規模破壊実験を考慮した実験技術・評価手法の高度化と構造物の破壊現象の解明に向けた技術的知見の集積を目指して研究を行っています。
今回の実験は、このうち、実地盤の地震時挙動をある程度再現できると考えられる大型土槽による振動実験を行うための地盤作製と、地盤が流動化した際の地盤と構造物の相互作用を明らかにするための計測実験を、これまでの研究成果の実証実験として実施するものです。
問い合わせ先
研究開発局開発企画課防災科学技術推進室 担当者 近藤 巧
電話: 03‐5253‐4134(直通)
03‐5253‐4111(内7681)
2001年9月
社団法人土木学会技術推進機構
土木学会では、文部科学省科学技術振興調整費による総合研究「構造物の破壊過程解明に基づく生活基盤の地震防災性向上に関する研究」を防災科学技術研究所はじめのべ29の研究機関・大学と共同で研究活動を行っております。
本研究活動の一環といたしまして、防災科学技術研究所の大型耐震実験施設を用いての液状化実験が現在行われておりますが、今回本研究内容についてより多くの方々に知っていただくことを目的としまして、その実験の一部を公開し、一般の方々の参加を呼びかけることとなりましたのでここにご案内いたします。
下記要領で参加者を募集いたします。この機会にぜひご参加ください。
2001年9月21日(金曜日) 午後3時(予定)
独立行政法人 防災科学技術研究所 大型耐震実験施設
〒305‐0006 つくば市天王台3‐1 電話:0298‐51‐1611(代表)
交通 : つくばセンターより関東鉄道バス「テクノパーク大穂」行き(約15分)
「防災科学技術研究所前」下車
大型模型地盤の作製と地盤の液状化過程における建物・杭基礎の動的挙動振動台実験
(大型せん断土槽、飽和水平地盤中に杭基礎を設置。建物模型付き。)
公開実験の見学を希望される方は、下記事項を申込先までご連絡下さい。
(1)氏名(複数の場合は、代表者氏名と参加人数)
(2)所属
(3)連絡先(複数の場合は、代表者のE‐mail、FAX番号.電話番号)
※注意:実験の進捗度合いにより上記の日時が変更になる場合があります。その場合は1週間ほど前に土木学会ホームページ(※土木学会ウェブサイトにリンク)(※別ウィンドウで開きます。)にてご連絡いたします。
本実験の目的は、
の2点です。(2)の最終的な目標は、液状化に関連する杭基礎震害のメカニズムを解明することにあります。
※見学いただくのは第3回振動台加振実験・起振機実験です。
記号‐■:加速度計、●:間隙水圧計、▲:ひずみゲ‐ジ、→:変位計、 :土圧計
※ 他にベンダ‐エレメントによるPS波速度測定、開発変位計による地盤変位の測定、比抵抗法による密度測定、音響トモグラフィ‐、光ファイバ‐によるひずみ測定(図では省略)
研究開発局地震調査研究課
-- 登録:平成21年以前 --