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10.ワイン人材生涯養成拠点

(中間評価)

(実施期間:平成18~22年度)

実施機関:山梨大学(代表者:貫井 英明)
連携自治体:山梨県

課題の概要

 山梨県、山梨大学、ワインメーカーが協力し、地域再生人材養成ユニット(以下「養成拠点」という)を創設した。この養成拠点は三つの機能(人材養成、人材活用推進、ビジネス支援)を備え、地域ワイナリー技術者の再教育、大学院修士課程におけるワイントップエリートの養成およびワイン人材の生涯にわたる支援と質を保証する。人材養成の目標人数は、3年目においてワイン技術者再教育コース5~10名/年、5年目においてワイン技術者再教育コース5~10名/年および大学院修士ワイン科学コース1~2名/年であり、ワイン製造に従事する人材の質を認定するためのワイン人材認定制度の創設を目指している。

(1)総合評価(所期の計画と同等の取組が行われている)

 山梨県におけるワイン産業のニーズを把握し、ワイン先進国の大学との連携、国際レベルでのカリキュラム編成、産業界の支援による受講生の選抜などが的確に行われており、養成人数も目標に達している。山梨大学ワイン科学士の資格認定制度を立ち上げ、養成人材の能力レベルを明示化している点も評価できる。また、「若手の会」の立上げなど、当初の計画になかった地域活性化につながる取組が行われており、修了生の地域の活性化に対する具体的貢献が出始めている点は高く評価できる。今後、自治体の更なる関与と山梨ワインのブランド力を国際レベルに上げるための方策が期待される。

<総合評価:B>

(2)今後の進め方(計画をさらに発展させるべきである)

 クオリティの高いカリキュラムを作成し、人材養成の成果を挙げつつある点は高く評価でき、大学を拠点とする地域活性化のモデルとなり得る取組である。総合的な技術向上に加えて地域ブランドを世界的レベルに上げるための戦略が必要であり、「世界との競合」という目標実現のためのカリキュラムを更に強化すべきである。また今後の課題として、マネジメント体制の組織的な構築が望まれる。

<今後の進め方:A>

(3)個別評価

1.進捗状況

 養成人数を達成するだけでなく、当初の計画になかった「若手の会」を立ち上げるなど、地域のワイン産業の活性化につながる成果が上がりつつあることが評価できる。国際レベルの講義を更に増やすなど、カリキュラムの一層の充実が望まれる。

2.拠点形成手法の妥当性

 ワイン先進国の大学からの教員の招聘や受講生の海外短期留学など、世界を意識した取組が行われており、体系的に整理されたカリキュラムが実施されている。また、修了生の資格認定制度により養成された人材の質の担保を可能にしただけでなく、社会的認知度を高めるための努力をするなど、組織的な活動としての拠点形成は順調に進展していると高く評価できる。

3.拠点形成の有効性

 グローバルな情報入手は中小規模のワイナリーでは実現が困難であり、大学という知の拠点が地域ワイン産業のレベルアップに貢献している。資格認定制度の確立を含め、組織的な活動としての拠点形成は評価できる。

4.実施体制の妥当性

 山梨県、山梨県ワイン酒造組合の全面協力の体制がとられており、高く評価できる。また、人材養成を国内外の他大学との連携により一部を補完しながら実施している点も評価できる。今後、認定技術者に対する継続的な技術指導及びビジネス支援のために、県及び「若手の会」とさらに連携を深めることが必要である。

5.継続性・発展性の見通し

 帰属企業に戻った修了生がどのような成果を挙げ、新しい課題を見出したのかという情報などを把握し、それを拠点形成事業、カリキュラムに反映させて推進することが望まれる。日本国内だけでなく、アジア、世界のマーケットに事業を展開するだけの意気込みをもつことが必要である。

(4)評価結果

総合評価今後の進め方進捗状況拠点形成手法の
妥当性
拠点形成の
有効性
実施体制の
妥当性
継続性・
発展性の見通し
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お問合せ先

科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(推進調整担当)

(科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(推進調整担当))

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