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1.FPD関連次世代型技術者養成ユニット

(中間評価)

(実施期間:平成18~22年度)

実施機関:八戸工業大学(代表者:庄谷 征美)
連携自治体:青森県

課題の概要

 本課題は、青森県と連携し、地域の地場企業及び進出企業の技術者を対象に、地域のニーズに対応して、FPD(フラット・パネル・ディスプレイ)関連の新製品・新技術開発に必要な次世代型技術者を養成する。次世代型技術者とは、FPD関連技術に関する高度な専門知識を有し、幅広く総合的な見地から関連する技術を融合・統合できる新たなタイプの実践的な研究開発型技術者のことである。人材養成は新製品・新技術開発における課題の解決に中心を置き、実現可能性のあるプラン作成を修了要件とする。これらを通して、地域の「知の拠点」としての機能を構築し、地域企業の活性化や地域の産業振興と雇用創出を図り、地域再生に貢献する。

(1)総合評価(所期の計画と同等の取組が行われている)

 地元のクリスタルバレイ構想とマッチした取組であり、人材養成人数及び拠点形成は所期の計画に沿って順調に進捗している。FPDの最先端技術の研修をカリキュラムに取り入れるなど、人材養成の充実に向けた改善も実施されており、人材養成手法はおおむね妥当なものであると評価できる。しかしながら、「養成対象者は企業内で新事業を創出、あるいは新たにベンチャーを起業化できる人物とする。」という人材養成の所期の目的と、実施しているカリキュラムとの間にはギャップが多少見られ、新規の事業創出を可能とする展開及び地域再生への道筋は弱いと判断される。

<総合評価:B>

(2)今後の進め方(計画を継続又は一部見直しが必要である)

 現状の計画は継続させるべきであるが、地元の特徴であるクリスタルバレイ形成などに資する、企業内の新事業の創出やベンチャー企業の起業化ができる人材の養成に向けて、県・産業界との更なる連携を計り、目標を明確にして、先端技術研修のあり方、PBLゼミナールのテーマ選択、経営的視点の強化などの、カリキュラムを改善することが望まれる。

<今後の進め方:B>

(3)個別評価

1.進捗状況

 養成人数目標を達成しており、拠点形成も順調に進捗していると判断でき、所期の計画通りに進捗していると評価する。

2.拠点形成手法の妥当性

 先端技術研修に海外での技術研修を取り入れていることは特徴的であり、研修の効果が一層高まっていると考えられる。地域ニーズの反映や人材養成の手段・方法など拠点形成手法については妥当であると評価できるが、実施しているカリキュラムは単に現状の問題の解決のみを目的としているように見え、新事業創出などの目的に向けた部分が弱いので、先端技術研修の他に経営的視点を習得できる科目の強化など、新たな取組の検討も含めカリキュラムの改善が必要である。

3.拠点形成の有効性

 養成修了者の地元での活躍や情報発信活動など拠点形成の有効性については妥当であると評価できるが、養成修了者や企業のアンケートの回答を見ると満足度が高くない点も散見される。地域の新事業創出など課題本来の目的に結びつくように本プログラムを引き続き改善していくことが望まれる。また、養成修了者に対してメーリングリストの活用など継続的な支援を行っていくことが望まれる。

4.実施体制の妥当性

 大学のFPD関連の教員及び企業でFPDの開発経験を有する特任教員による養成実施体制、並びに県も参加したアドバイザリーボードの運営体制など、実施体制は妥当であると評価できる。また、受講者に複数のチューターを配置するなどきめ細かい教育体制も評価できる。

5.継続性・発展性の見通し

 期間終了後、大学院教育課程の整備などが見られるものの抽象的レベルである。また、受講料を有料化した場合の受講生確保の見通しも不透明であり、継続性・発展性の確保がやや期待できないと思われる。継続性・発展性の確保については、養成修了者の活動が今後どう展開するかによるところが大きいが、企業内の新規事業の創出やベンチャー企業の起業が継続できるように拠点を構築・運営し、地域産学官ネットワークが有効に機能するような具体的努力が望まれる。

(4)評価結果

総合評価今後の進め方進捗状況拠点形成手法の
妥当性
拠点形成の
有効性
実施体制の
妥当性
継続性・
発展性の見通し
BBbbbbc

お問合せ先

科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(推進調整担当)

(科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(推進調整担当))

-- 登録:平成21年以前 --