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7.独創的ホール検出システムと磁性ナノビーズを用いた超高感度バイオセンサーの開発

(事後評価)

(実施期間:平成17~19年度)

代表機関:東京工業大学(代表者:サンドゥー アダルシュ)
参画機関:

課題の概要

 代表者が発明したブリッジ型薄膜ホール素子と、サブテーマ責任者が開発した機能性ナノ磁性微粒子とを組み合わせて、DNA、タンパク質などの生理活性物質を超高感度で検出するバイオセンサーを開発することを目的とした。従来の測定法(蛍光を用いた検出法等)では、定量的な分析が困難であったが、今回のナノ磁性微粒子を用いた手法では、電流を測定することで定量的にごく微量の目的物質を検出することが可能になる。

(1)総合評価(所期の計画と同等の取組が行われている。)

 要素技術としては、新規なアスパラギン酸被覆フェライトナノ粒子の連続作製に成功するなど、サブテーマによっては所期目標を上回る高い成果を得たものと判断される。また、査読付き原著論文数が20を超え、特許出願も積極的に行うなど、情報発信の点においても評価できるものと認められる。一方、当初計画において、検出装置やナノ磁性微粒子の量産系の確立、実用化・販売化に向けた体制整備を図るとした点では、一歩及んでいないものと考えられた。今後、産業界との共同体制を強化し、実用化に向けた取組が期待される。

<総合評価:B>

(2)個別評価

1.目標達成度

 基礎的な成果は得られているが、実用化に向けて、他の手法と比較して相対的な価値(簡便性、迅速性、定量性、再現性)を高める取組が期待される。ミッションステートメントにある量産系の確立、実用化・販売化に向けた体制整備に向けて今後進展させていただきたい。

2.情報発信

 論文発表、学会発表などを通して、十分な情報発信がなされたと考えられる。さらに、実用化に向けた取組の中で重要と考えられる特許出願についても適切に行われており、評価できる。

3.研究計画・実施体制

 個別の要素技術の開発に関する研究計画は適切であったといえる。しかし、産側の協力機関である企業によるフローシステムやソフトウェア開発における貢献がどのように本研究に反映されていたのかは不明である。この点において、実施体制にやや不適切なところがあったといえる。

4.実施期間終了後における取り組みの継続性・発展性

 実用化に向けた明確なビジョンが示されており、技術的発展が期待できる。従来の光学的センサーに比して著しく優れた製品として結実するよう、研究の継続と発展に大きく期待する。また、応用分野への展開の可能性をさらに広く検討されたい。

(3)評価結果

総合評価目標達成度情報発信研究計画・
実施体制
実施期間終了時に
おける取り組みの
継続性・発展性
Bbaca

お問合せ先

科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(推進調整担当)

(科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(推進調整担当))

-- 登録:平成21年以前 --