平成26年10月9日
文部科学省は、大学発新産業創出拠点プロジェクト(START)(プロジェクト支援型)における平成26年度の新規採択実施機関(第2サイクル審査分)を決定しましたのでお知らせいたします。 (参考) |
我が国では、大学・独立行政法人等の基礎研究成果等に関し、大学等発ベンチャー等を通じた新規マーケットへの事業展開が十分に行われていないのが現状です。
本事業は、こうした現状を踏まえ平成24年度より開始したものであり、大学等のポテンシャルの高いシーズの事業化を通じて新産業の創出、新規マーケットの開拓を目指すものです。大学等発ベンチャーの起業前段階から研究開発・事業育成のための政府資金と民間の事業化ノウハウ等を組み合わせることにより、シード・アーリー段階にも民間資金を積極的に呼び込み、既存企業ではリスクは高いがポテンシャルの高いシーズに関して、事業戦略・知財戦略等を構築し、グローバル市場を見据えた事業化を目指します。
本事業は、「事業プロモーター支援型」と「プロジェクト支援型」の2つの事業タイプによって構成されています。各事業タイプの概要は以下のとおりです。
ア)事業プロモーター支援型
大学・独立行政法人等の技術シーズの事業化について、研究開発・事業育成を一体的に推進するため、事業化ノウハウを持った人材を事業プロモーターとして選定し、事業プロモーターが行う技術シーズの発掘やハンズオン支援※等の活動を補助します。同時に、事業プロモーターの有するネットワークやノウハウ等を活用して、3~5年程度での民間資金の誘引を目指します。
イ)プロジェクト支援型
大学・独立行政法人等に対して、研究開発及び事業化支援に係る活動を補助します。大学・独立行政法人等は事業プロモーターのプロジェクトマネジメントのもと、グローバル市場を視野に入れた研究開発プロジェクトを推進します。
※ハンズオン支援:事業を実施する上で必要なあらゆる課題について、各種アドバイス、コンサルティングを行うとともに、起業家・技術者のリクルーティング、関係先への働きかけ等、きめ細かなサポートを積極的に実施し、付加価値を高めることを目指した支援
【本事業の経費配分のイメージ】
外部有識者により構成される「大学発新産業創出拠点推進委員会」において、書面審査及びヒアリング審査を実施しました。
※ 各審査は、「大学発新産業創出拠点プロジェクト(プロジェクト支援型)補助事業者の選考に係る審査実施要綱」及び「大学発新産業創出拠点プロジェクト(プロジェクト支援型)の審査・選考に関する利益相反の考え方について」に基づき実施しました。
上記の手続により第2サイクルの審査が行われ、別紙に掲げる4機関によるプロジェクトを決定しました。
今後、平成26年度「プロジェクト支援型」の第3サイクルの審査が行われます。なお、第1次申請書類の受付は終了しています。
中澤、名倉
電話番号:03-6734-4023(直通)
ファクシミリ番号:03-6734-4172
メールアドレス:start@mext.go.jp
-- 登録:平成26年10月 --