「安全・安心な社会の構築に資する科学技術政策に関する懇談会」(第20回)議事要旨

1. 日 時: 平成16年4月19日(月)15:00〜17:00

2. 場 所: 社会技術研究システム・第1会議室

3. 出席者:
(委 員) 中島尚正座長、井上孝太郎委員、高取健彦委員、柘植綾夫委員、村山裕三委員
(事務局) 有本科学技術・学術政策局長、井上科学技術・学術政策局次長、河村政策課長、川端計画官、星野情報科学技術研究企画官、内丸計画官付企画官JST佐藤社会技術研究システム統括

4. 議 題
(1) 報告書(案)について
(2) その他

5. 議事概要
(1) 報告書(案)について
  報告書(案)について、事務局より説明し、議論を行った。今回の議論を踏まえた修正を行い、委員及び座長の最終確認後に、公表することとした。委員からの主な意見は以下のとおり。
【委員】
安全・安心な社会に向けた取り組みに関し、科学技術的対応、社会的対応、国際的対応の3つの観点からまとめるのが良いのではないか。
政策等の様々な意思決定に携る者の、安全・安心に係る技術に対する理解が必要ではないか。
社会の中で実践的に行動できる科学技術系人材の育成のためには、科学技術系の中だけで人材育成を行うのではなく、人文社会系との連携の上で人材育成を行うことが必要ではないか。
本報告書において、研究開発の成果を、実際の社会の中に活かしていく仕組みが重要ということが打ち出せており、非常に良いのではないか。
企業の技術者の社会的責任への関心は非常に強いが、社会の安全・安心といったことまでは視野は広がっていない。その辺の視野を広げるようなプログラムが、今後必要になってくるのではないか。
日本国内で通用している倫理観と、国際的に通用する倫理観には、かなり乖離している部分がある。今後、国際的にも通用する倫理観を身に付けていかなければならないのではないか。
(2) その他
本懇談会におけるこれまでの議論を報告書としてとりまとめ、4月末を目途に公表することとした。

(科学技術・学術政策局計画官付)

-- 登録:平成21年以前 --