「安全・安心な社会の構築に資する科学技術政策に関する懇談会」(第17回)議事要旨


1. 日 時: 平成16年3月9日 (火)15:00〜17:00

2. 場 所: 社会技術研究システム・第1会議室

3. 出席者:
(委  員) 中島尚正座長、井上孝太郎委員、小野芳朗委員、高取健彦委員、竹内勤委員、柘植綾夫委員、中西寛委員、堀井秀之委員、村山裕三委員
(事務局) 有本科学技術・学術政策局長、井上科学技術・学術政策局次長、河村政策課長、川端計画官、平下国際交流官、内丸計画官付企画官、

4. 議 題
(1) 各分野の現状と課題について
(2) その他

5. 議事概要
(1) 各分野の現状と課題について
a. 安全・安心な社会の構築に向けて重点的に取り組むべき課題の抽出について
  安全・安心な社会の構築に向けて重点的に取り組むべき課題の抽出について、1国民アンケート結果、2専門家ヒアリング結果、3重点課題絞込み、に関し事務局から説明し議論を行った。今後も議論を進め、4月中を目途に報告書をまとめることとした。委員からの主な意見は以下のとおり。
委員】
国民アンケート及び専門家ヒアリングの結果から、一般の方と専門家の安全・安心に対する意識の差を見つけられれば、どういう情報を提供することが社会的安心を得るために必要かわかるのではないか
社会の安全・安心確保に対する行政と民間企業の役割が、分野によっては民間だけあるいは政府だけの分野もある一方、何らかの形で協力してやらなければならない分野もあり、非常に複雑である
国際協調と国益を考えた戦略、そしてその両者をどう両立させていくかは、安全・安心の観点からだけではなく、科学技術政策としても非常に重要
安全・安心な社会の構築に資する科学技術に関し、国際協調を戦略的に推進していくのであれば、アジアに重点を置いて施策を講ずる方向をとるべきである
国際的な発言権が弱ければ、良い技術を持っていても国際的に通用しない。日本が有する技術の中で、段階に応じ仲間を増やし国際的な発言権を強めていくツールとして、安全・安心の科学技術が役立つであろう
アジアとの協調を考えた場合、アジアの中で安全・安心のネットワークを作って人脈を広げることが必要であり、現状を踏まえると早急に手を打たなければならない
(2) その他
次回開催は、3月22日(月)16時〜18時を予定。


(科学技術・学術政策局計画官付)

-- 登録:平成21年以前 --