安全・安心な社会の構築に資する科学技術政策に関する懇談会(第7回)議事要旨

1. 日   時: 平成15年7月18日(金)   10:00〜13:00
2. 場   所: 社会技術研究システム・第1会議室
3. 出席者:
(委   員) 中島尚正座長、井上孝太郎委員、高久田博委員、たか取健彦委員、竹内勤委員、堀井秀之委員、御厨貴委員、村山祐三委員
(事務局) 林科学技術・学術政策局長、井上科学技術・学術政策局次長、青山原子力安全課長、伊藤計画官、内丸計画官付企画官

4. 議   題
(1) 中間とりまとめの骨子について
(2) リスク・ハザードの整理・対策課題の抽出について
(3) その他

5. 議事概要
(1) 中間とりまとめの骨子について
本懇談会の『中間取りまとめ』の作成に向けて、中間取りまとめの骨子について事務局から説明後、議論を行った。各委員の意見を踏まえ、今後の中間取りまとめに反映していくこととした。
   委員からの主な意見は以下のとおり。
【委員】
「国民の安全・安心」と言ったときの「国民」の位置付けを明確にしたほうが良い
安全・安心な社会を巡る諸情勢の変化には、科学技術の発展によって起きた変化、社会的な変化、国際情勢の変化があるのではないか
安全・安心な社会がどうあるべきかの現状分析をしっかりしたほうが良い
安全・安心な社会には、地方自治体が重要なファクターではないか
科学技術の発展によっておきた変化としては、個人の力の増大、人工的なインフラへの依存が増大したという2面があるのではないか
本懇談会の検討結果として、「こういう方向の技術が必要だ」というフィールドフォースが生まれると良い
安全・安心な社会の構築には、既存の技術が転用できるのではないか
問題設定した問題を解決するには、技術的な改善と制度的な改善の両面がある
産官学の連携が成功する一つのポイントは産官学で明確な目的意識があるかどうか。安全・安心な社会の構築では、この目的意識が生まれる可能性がある分野ではないか
安全にかかわる技術は、恐らく全ての技術分野にわたるものではないか
安全を安心へとつなげるためには、安心の基盤作り、リスクコミュニケーション等の情報のやり取りの方法論の構築が大切である
安全・安心に関する社会一般への情報の出し方の工夫が必要
安全の確保には情報あるいは意識の共有が大事であり、安心の確保にはリスクや不安を継続的に吸い上げる仕組みが必要である
安全・安心と教育は非常に重要

(2) リスク・ハザードの整理・対策課題の抽出について
リスク・ハザードの整理と対策課題抽出のための基礎資料作成の部分について,作業の進め方とそのアウトプットのイメージについて、事務局から説明。各委員の意見を踏まえ、今後の調査等に反映していくこととした。
   委員からの主な意見は以下のとおり。
【委員】
対策を実施する際に新たに出てくる問題点も必要である
(3) その他
次回開催は、9月中旬を予定。


(科学技術・学術政策局  計画官付)

-- 登録:平成21年以前 --