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vol.4 「はぐくむ‐豊かな暮らしを支える」の概要

 Vol4「はぐくむ――豊かな暮らしを支える」では、地域コミュニティの活性化を支援する活動として、まちづくり、環境教育、国際協力や外国人支援、文化・スポーツ振興の活動を取り上げ、ヒアリング団体20団体、事例紹介84団体、合計104団体の事例を紹介している。ここでは、主にヒアリング団体の内容から抜粋して紹介している。

項目   掲載団体の主な教育関連事業
Vol4-1
まちづくり
Vol4-1 まちづくり ツーリズム、研修受入れ、コーディネーターや人材養成、ワークショップや勉強会、市民参加事業の企画・運営、文化財・建造物や遺跡等の保存・活用、防災教育、地域の活性化等
Vol4-2
環境教育
Vol4-2 環境教育 自然体験施設の運営、自然体験教室や環境教室、学校への出前授業、野外調査研究、聞き書き、教員向けプログラム、エコツアー、キャンプ等
Vol4-3
国際協力、外国人支援
Vol4-3 国際協力、外国人支援 日本語教室、交流活動、ワークショップ、コミュニケーションツールの開発、ワークキャンプ等
Vol4-4
文化・スポーツ振興
Vol4-4 文化・スポーツ振興 地域の伝統文化や民俗風習の伝承、芸術展示や芸術祭、スポーツ機会の提供、スポーツ施設や芝の整備、アーティストの派遣、アート教室等

「はぐくむ」分野の特徴

 「はぐくむ」分野の特徴として、専門家あるいはコーディネーター等の役割が大きいことが挙げられる。まちづくりにおいてはコーディネーターが、環境や国際、文化・スポーツにおいては専門の知見や指導方法を持った専門家が欠かせない。団体内にコーディネーターや専門家を育成するなど、外部の専門家と連携することによって活動を行っている団体が見受けられる(まちづくり学校、古材文化の会、芸術資源開発機構他)。
 また、もともとは子供を対象とした活動を行っていたわけではないが、子供の頃から学び、体験することが重要と考え、子供向けのプログラム等を実施している団体も見受けられる(大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブ、BEPPU PROJECT 他)。さらに、まちづくり、環境教育のみならず、国際、文化・芸術といった必ずしも地域にとどまらない活動においても、地域性や地域の人材・施設等を生かした取り組みが多く見られる(大泉国際教育技術普及センター、語りと方言の会ほか)。
 課題としては、専門家やコーディネーターといった人材の役割が重要であることから、地域の人材の発掘や人材育成に力を入れる団体が多い。特に、新たなプログラムの企画・開発、ボランティアの活用など、プログラム全体を統括できる人材育成の必要性が示された。
 さらに、多くの団体が取り組む分野であることから、独自性を出すことを課題に挙げる団体も多い。

4-1 まちづくり

 事例で取り上げたのは、ツーリズムや研修受入れ(かさおか島づくり海社)、コーディネーターや人材養成、ワークショップや勉強会(まちづくり学校、尾道空き家再生プロジェクト)、市民参加事業の企画・運営、文化財、建造物や遺跡等の保存・活用(古材文化の会、大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブ)、防災教育(プラス・アーツ)、中山間・過疎地域の活性化(ひろしまね)等である。
 地域の持つ歴史、文化、産業、自然などの特性を生かした活動であること、地域内外の様々なネットワークを活用した活動であることが特徴である。また、将来の地域を担う人材育成につながっていく活動が多いことが示された。

4-2 環境教育

 取り上げた事例は、自然体験施設の運営(登別自然活動支援組織モモンガくらぶ)、自然体験教室や環境教室(ねおす、オーシャンファミリー海洋自然体験センター)、学校への出前授業(アサザ基金)、野外調査研究(アースウォッチ・ジャパン)、聞き書き(共存の森ネットワーク)、教員向けプログラム、エコツアー、キャンプ等である。
 NPOの専門性やプログラム、技術やネットワーク等を生かした取り組みが見られる。また、環境保全や環境意識の啓発は企業の関心も高い分野であり、企業とNPOとの協働事例も多く見られる。さらに、環境保全の活動と並行して環境教育に力を入れる団体もある。

4-3 国際協力、外国人支援

 事例では、日本語教室、交流活動(大泉国際教育技術普及センター)、ワークショップ、コミュニケーションツールの開発(パンゲア)、ワークキャンプ(NICE)等を取り上げた。国際協力においては、外国人や外国の文化と実際に触れることの重要性が指摘されている。
 また、外国人支援では、特に産業において外国人の割合が多い地域において、地域コミュニティの形成や活発化に外国人支援が不可欠であることが示された。通訳等言語はもちろん、様々な外国人の習慣や文化についても深い理解と専門性が要求されている。

4-4 文化・スポ-ツ振興

 事例では、地域の伝統文化や民俗風習の伝承(語りと方言の会)、芸術展示や芸術祭(BEPPU PUROJECT)、スポーツ機会の提供、スポーツ施設や芝の整備(グリーンスポーツ鳥取)、アーティストの派遣(芸術資源開発機構)等を取り上げた。
 文化振興においては、音楽や芸術など広いジャンルを扱う活動とともに、地域の伝統的な文化を次世代に伝えていく活動や地域のアーティストの発掘など、地域に根ざした活動も多いのが特徴である。スポーツ振興においては、健康や体力増進とともに、子供や高齢者にとっては仲間とスポーツを楽しむ居場所の提供も大きな意義があることが示された。
 また、地域のスポーツ施設や美術館・博物館など生涯学習関連施設や学校との連携事業も多いほか、同種の活動をする団体同士のネットワークも多く見られた。文化・スポーツとも、専門家や指導者との連携や育成が欠かせない。

お問合せ先

生涯学習政策局生涯学習推進課民間教育事業振興室

(生涯学習政策局生涯学習推進課民間教育事業振興室)

-- 登録:平成24年03月 --