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Vol.1 「まなぶ―成長と学びを支える」の概要

 Vol.1 「まなぶ――成長と学びを支える」では、主に学校や地域で様々なかたちで子供の成長や学びを支える活動を行う団体を取り上げ、ヒアリング団体26団体、事例紹介40団体、合計66団体の事例を紹介している。ここでは、主にヒアリング団体の内容から抜粋して紹介している。

項目   掲載団体の主な教育関連事業
Vol 1-1
学校への支援活動
Vol 1-1 学校への支援活動 学校への出前授業の実施、教師の支援、教材やプログラムの開発、学校の課外授業や放課後活動の支援、学校へのボランティア等の派遣コーディネート、指導者育成、その他学校への様々な支援活動やコーディネート 等
Vol 1-2
地域における学習支援
Vol 1-2 地域における学習支援 生涯学習の場の提供、図書館活動、いのちの教育、情報教育、子供の学習支援、地域における子供や大人への学習機会の提供 等
Vol 1-3
キャリア教育・職業教育支援
Vol 1-3 キャリア教育・職業教育支援 子供や青少年に対するキャリア・職業教育、職業訓練やビジネススクール、キャリア教育プログラムの開発、職業体験やインターンシップの機会の提供やコーディネート 等
Vol 1-4
科学技術・ICT教育
Vol 1-4 科学技術・ICT教育 科学技術やICTに関する教育、理科・科学教室や講習会の開催、パソコン講習、ICT技術を使用した教育プログラムやシステムの開発、インターネットを使った学習機会の提供、ICT技術を利用した地域ネットワーク 等

「まなぶ」分野の特徴

 「まなぶ」分野の事例において注目すべき点として、地域人材の活用や地域のネットワーク形成による教育活動の充実が挙げられる。
 例えば、総合学習や放課後活動の中で地域の大人が子供と交流することにより、子供の自立心や目的意識が芽生えるとともに、参加した大人にとっても自己の仕事や経験の意義を再認識したり、地域に興味を持つきっかけとなっている事例が報告された(日本料理アカデミー、教育プラットフォーム北海道他)。
 また、NPO、地域住民、学校、行政、企業等のネットワークの中で、子供や地域を育てる活動が多く、その中でNPOがコーディネーターとしての役割を果たしている事例が報告された(企業教育研究会、シブヤ大学他)。ほかにも、出前講座を受けた子供が成長した後にボランティアとして活動に参加するなど、受講生が市民講師を目指す動きなどの好循環が生まれている(キッズドア、NPOカタリバ他)。

 この分野特有の課題として、特に学校の中にNPOが入って活動するに当たって、十分な準備と両者の意識のすり合わせなど綿密な連携が必要であることが示された。
 このような課題に、多くのNPOが時間をかけて学校や行政と対話を重ねたり、専門のコーディネーターを養成するなど様々な工夫を重ねている。NPOの価値観を押し付けることなく、学校や行政、企業など連携の相手方の目的や意向を十分理解した上で活動していることが、実績をあげている団体に共通していると考えられる(スクール・アドバイス・ネットワーク他)。

1-1 学校への支援活動

 ここで取り上げた事例は、学校への出前授業の実施、教師の支援、教材の開発、学校の課外授業や放課後活動の支援等の活動である。
 団体の活動における特徴として、出前授業や課外活動等の場面で専門性を生かした活動をしていること(開発教育協会、日本料理アカデミー、のあっく自然学校他)、学校とNPOや地域、あるいは企業と学校を結ぶコーディネート的役割を果たしていること(企業教育研究会、アスクネット他)、学校側と十分な協議・連携をして学校の中により深く入り込んだ活動をしている(スクール・アドバイス・ネットワーク、夢育支援ネットワーク他)ことなどが挙げられる。

1-2 地域における学習支援

 取り上げた事例は、生涯学習の場の提供、図書館活動、いのちの教育、情報教育、子供の学習支援、地域における子供や大人への学習機会の提供などの活動である。
 学校では学ぶ機会が少ない内容の提供(からだとこころの発見塾、子どもとメディア他)、学習機会の少ない子供などへの機会の提供(キッズドア、高知こどもの図書館他)、固定されない柔軟な学びの場の提供や、教える人材と学ぶがわを結び付ける(シブヤ大学他)など、専門性を持ち、地域に密着したNPOならではの活動が目立つ。

1-3 キャリア教育・職業教育支援

 事例では、学校を中心とした様々な場でキャリア形成や職業教育を行っている団体を取り上げた。
 企業だけでなく企業・行政・地域等との緊密な連携をとっている団体が見受けられる(教育プラットフォーム北海道、未来図書館他)。また、独自のプログラム開発や指導者・コーディネーターの育成に力を入れる団体もある(キーパーソン21他)。
 同じキャリア・職業教育であっても、政治や国際などの分野に特化したプログラム(ドットジェイピー)、金銭教育を取り入れたプログラム(「育て上げ」ネット)や、子供だけで社会活動の疑似体験をするプログラム(こども盆栽)、青少年に近い目線での若い世代の取り組み(NPOカタリバ)、地域の産業・技術の継承などに根ざした取り組み(北海道職人義塾大學校)、起業や地域の産業・人材育成までも視野に入れた活動(鳳雛塾)など、それぞれに特徴がある。
 また、事業の対象は、中高校生が多いが、小学生~社会人まで多様である。

1-4 科学技術・ICT(Information and Communication Technology)教育

 取り上げた事例は、パソコンやIT技術、科学などの教室開催(科学芸術学際研究所ISTA、TRYWARP)から、ICTを活用した生涯学習機会の提供等(地域学習プラットフォーム研究会、徳島インターネット市民塾)、地域や大学のネットワーク構築(サイバー・キャンパス・コンソーシアムTIES)など内容は様々であるが、いずれも高度な専門性を市民の目線で市民生活や教育現場で発揮している点が共通している。
 これらの団体の活動からも、ICT技術の活用が今後NPO活動や地域課題解決のツールとしてもますます重要性を増すことが予想される。

お問合せ先

生涯学習政策局生涯学習推進課民間教育事業振興室

(生涯学習政策局生涯学習推進課民間教育事業振興室)

-- 登録:平成24年02月 --