超福祉の学校@SHIBUYA 2023

開催概要

 障害の有無にかかわらず、共に学び生きる共生社会の実現と障害者の生涯学習の推進を目指し、本イベントを文部科学省の共催で実施いたします。下記特設ホームページから視聴できます。どうぞご覧ください。

超福祉の学校@SHIBUYA 2023 特設ホームページはこちら

1. 開催期間
 令和5年10月27日(金曜日)、28日(土曜日)、29日(日曜日)
2. 会場
 渋谷ヒカリエ8F「8/COURT」
 YOUTUBE LIVEにて同時オンライン配信
3. 主催等
 主催:NPO法人ピープルデザイン研究所
 共催:文部科学省・渋谷区・東京都教育委員会・株式会社丹青社

プログラム

オンラインで視聴する場合は、特設ホームページ内のそれぞれのプログラムページから視聴することができます。

【1日目】10月27日(金曜日)

12時45分~13時00分 オープニング

・内容
 主催のNPO法人ピープルデザイン研究所のメンバーによって、3日間に渡って行われるシンポジウムや体験の概要をご紹介します。

13時00分~14時30分 「共に学ぶ」の先にある「共に生きる」を考える

・内容
 障害の有無に関わらず「ともにいること」を通して、地域と混ざり合い、学び合いをおこなう静岡県浜松市の認定NPO法人クリエイティブサポートレッツの活動を深掘りし、「ともに学ぶ」ことが地域に何をもたらすのか、その先にある「ともに生きる」を考えます。
・登壇者
 久保田 翠(認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ理事長)
 津田 英二(神戸大学人間発達環境学研究科教授、神戸大学附属特別支援学校校長)
 原 菜月 (障害福祉事業所支援員、ライター)

15時00分~16時30分 インクルーシブな生涯学習活動を充実成立させるために必要なこと ~ 文化芸術活動を事例に ~

・内容
 インクルーシブな生涯学習活動が充実するにはどのような視点が求められるのでしょうか。本シンポジウムでは、文化活動を事例に、様々な切り口から障害者の活動の場に携わる方々にお話を伺います。そして、障害のあるなしに関わらず、共に参加し、共に学び・楽しむために必要なこと等について、意見交換を行います。
・登壇者
 小松原 修(佐賀大学大学院学校教育学研究科教育実践探求専攻准教授)
 中津川 浩章(合同会社表現活動研究所ラスコー代表、NPO法人エイブル・アート・ジャパン理事)
 山田 小百合(NPO法人コラブル代表理事)
 小野田 由夏(東京都特別支援学校PTA連合会会長)

17時00分~18時30分 渋谷区×やまと×アトリエはるか ハタチの記念撮影会の舞台裏

・内容
 渋谷区の協力のもと、2021年より株式会社やまと・株式会社ハルカホールディングスが主催の「ハタチの記念撮影会」。その開催に至った経緯や想いなどの背景や、行政との連携の仕方など、まさにその裏舞台の詳細をお話します。福祉事業に興味がある、参入してみたい事業者の方へ少しでも参考になればと思います。
・登壇者
 岩井 大輔(株式会社ハルカホールディングス代表取締役)
 大西 友梨(株式会社やまとプレス)

19時00分~20時30分 マルチセンサリールーム ~ インクルーシブな子育て環境 ~

・内容
 ヨーロッパでは広く普及し、日本でも急激に拡がりはじめている【スヌーズレン】や【センサリールーム】。障害の有無に関わらず地域に拓いた活動にしていくことの可能性は?最新の海外視察報告、テクノロジーやデザインで共創を生み出すシビック・クリエイティブ・ベース東京におけるSnoezeLab.の挑戦を紹介しながら、今後の展開を探ります。
・登壇者
 橋本 敦子(SnoezeLab.代表、2023年度CCBTアーティストフェロー)
 市川 望美(非営利型株式会社Polaris取締役ファウンダー、合同会社メーヴェ代表)
 石野有紀子(マイペースカフェ代表、たまりばネイリスト)
 田部井勝彦(シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]テクニカルディレクター)
 田中みゆき(キュレーター、プロデューサー)

【2日目】10月28日(土曜日)

11時00分~12時30分 スポーツを活用したダイバーシティ&インクルージョンの実現

・内容
 プロバスケットボールのBリーグでは、リーグとしてインクルージョンを目指した活動を行い、各Bクラブでは障害者の支援活動を行っています。
 また東京都調布市では、特別支援学校卒業後に運動の機会や外出の機会がない知的障害のある方々を対象に、プロスポーツクラブと連携しながらスポーツを通じて楽しい休日のひとときを提供するプログラムを実施しています。
 そしてピープルデザイン研究所では、JリーグやBリーグをはじめとするプロスポーツの試合会場で、障害のある方が運営スタッフとして働き学ぶ、社会参加の機会を全国に広げています。
 これらの具体的な実践事例のお話を伺いながら、スポーツの現場で生まれている学びについても考えます。
・登壇者
 櫻井うらら(B.LEAGUE 執行役員)
 関口 徹(調布市役所福祉健康部障害福祉課相談係)

13時00分~14時30分 バリアフリー図書とSDGsが紡ぐシトりんプロジェクトの物語

・内容
 横浜市立本牧南小学校では「一日SDGs」「情報発信基地としての学校図書館」など学校全体で取り組み中。
 このシンポジウムでは、本牧南小学校のシトラスリボンプロジェクトとりんごプロジェクトが結び付いた「シトりんごプロジェクト」について発表します。
・登壇者
 青木 美佳(横浜市立本牧南小学校学校司書、横浜市立滝頭小学校学校・地域コーディネーター)
 佐伯 美華(りんごプロジェクト体験サポーター、横浜市学校・地域コーディネーター)
 佐藤 誠一(埼玉県久喜図書館バリアフリー読書推進担当、日本図書館協会障害者サービス委員会委員長)
 古市 理代(りんごプロジェクトナビゲーター、NPO法人ピープルデザイン研究所理事)

15時00分~16時30分 いつから必要?LGBTQ+の教育

・内容
 24年度から小学校の教科書に性の多様性についての記載が増えることが決まっています。「子どもに早いのでは?」と感じる方もいらっしゃるでしょうか。しかし、国際基準に照らし合わせると、性の多様性、またその人権擁護は急務です。ここでは性教育の必要性について、現役の中学校教諭の高野慎太郎先生、当事者でもある山島凜佳さん、包括的性教育について発信している福田和子さんをお招きし、LGBTQ+と教育について考えます。
・登壇者
 高野慎太郎(中国・安徽大学外語学院客員講師、自由学園女子部中等科・高等科教諭)
 山島 凛佳(FIFTYS PROJECT)
 福田 和子(SRHRアクティビスト、#なんでないのプロジェクト代表)

17時00分~18時30分 Z世代とつくる多様な人が交わる場

・内容
 障害のある人たちとZ世代の若者たちが出会い、生まれた新たな交流の場としてのキッチンカーによる配食サービスの取組を紹介することを通じ、障害の有無に関わらず多様な人々が交わる場でどのような学びがあるのか、その発見と意義について体現しているユースボランティアとその拡充について話し合います。
・登壇者
 大石 佳奈子(認定特定非営利活動法人 Hands On Tokyo ユースボランティア)
 高橋 翔元 ダニエル(認定特定非営利活動法人 Hands On Tokyo ユースボランティア)
 白城 瑠加守(認定特定非営利活動法人 Hands On Tokyo ユースボランティア)
 杉浦 遥平(一般社団法人ウィルドア職員・都立世田谷総合高校キャリアアドバイザー)
 小林 瑞恵(社会福祉法人愛成会 副理事長)
 梶野 光信(東京都教育庁地域教育支援部主任社会教育主事)

19時00分~20時30分 空間創造とアート活動を通して共生社会を目指す ~乃村工藝社ソーシャルグッドR&D活動~

・内容
 乃村工藝社のソーシャルグッドでは4つのユニットから成るR&Dに取り組んでいます。その一つ、「インクルージョン&アート」ユニットの「空間づくりと文化芸術体験を通じて共生社会を実現する」をテーマに、様々な人にとって居心地の良い空間づくりとアートを介したプログラム、コミュニティデザインの取組を紹介します。
・登壇者
 松本 麻里(デザイナー)
 髙杉 良介(プロジェクトマネージャー)
 梶村 直美(プランナー)

【3日目】10月29日(日曜日)

11時00分~12時30分 丹青社 「心がときめく五感サイン」開発プロジェクト

・内容
 「心がときめく五感サイン」開発プロジェクトは、空間づくりを本業とする丹青社が中心となって取り組む、利用者にとって最適なサインを開発するプロジェクトです。大泉障害者支援ホームで行っているサウンドサインのトライアル紹介とともに、「インクルーシブなサインデザインとは?」を考えていきます。
・登壇者
 鶴谷 真衣(丹青社)
 熊谷 麻友子(丹青社プランナー)
 畑中 正人(作曲家・サウンドデザイナー)
 田村 孝史(テレビマンユニオン 音楽事業部プロデューサー)
 空山 雅一(音空間コンサルタント)
 森永 桂子(社会福祉法人 東京援護協会 大泉障害者支援ホーム 施設長)

13時00分~14時30分 伝統×福祉で新しい価値を創出する ~ 千鳥うちわ伝承物語 ~

・内容
 「江戸仕立て都うちわ千鳥型(千鳥うちわ)」の職人技継承を渋谷区内外の障がいのある人たちと取り組み、そこから生まれた作品はパリやミラノにも渡り、高い評価を受けています。細かい反復作業への集中力がある職人気質の彼らに、廃れゆく日本の職人技を伝承する一つの事例としてお話を察せていただきます。
・登壇者
 古戸 勉 (NPO法人絆の会理事/就労継続支援B型事業所「福祉作業所ふれんど」施設長)
 堀口 智子(渋谷区手をつなぐ親の会会長)
 藤田 昂平(千鳥うちわ職人 CREATIVE SHERPA共同代表)
 羽塚 順子(編集者 CREATIVE SHERPA共同代表/MotherNessPublishing代表)

15時00分~16時30分 大学生発!みんなのマナビ、私のマナビ

・内容
 大学で実施されている障害者向けの多様な学びのプログラムを、その運営に様々な形で関わっている大学生が紹介します。
 プログラムへの参画を通じて彼らが考えたこと、気づいたこともご参加の皆様と共有。
 学ぶ・支えるの関係を超えて共に学ぶ、「みんなのマナビ」をお届けします。 
・登壇者
 佐々木健太郎(尚絅学院大学総合人間科学系教育部門 准教授)
 井上 太一 (神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 博士後期課程/日本学術振興会 特別研究員)
 髙橋 芽衣 (相模女子大学人間社会学部人間心理学科)
 磯部 雅斗 (Bonds初代サークル長)
 建部 史香 (ちくさ日曜学校 事務局長)

16時45分~18時15分 分離教育をやめたイタリアのインクルーシブ教育の挑戦 ~ 日本の教育の未来を考えるために ~

・内容
 イタリアは1970年代に支援学校を無くし、誰もが地域の学校で学ぶフルインクルーシブな教育を実践しています。このシンポジウムでは、イタリアからの現場レポートを踏まえて、日本のインクルーシブ教育の課題と今後の展開について、ともに議論を深めたいと思っています。
・登壇者
 大内 紀彦(神奈川県特別支援学校教諭)
 大内 進 (星美学園短期大学日伊総合研究所客員研究員)
 長谷部真奈見(経済キャスター/NPO法人アクセプションズ理事)
 古市 理代(NPO法人アクセプションズ理事長 NPO法人ピープルデザイン研究所理事)

18時20分~18時40分 クロージング

その他のご案内

※事前申込み不要、参加無料です。当日はお時間になりましたらホームページからご視聴いただけます。
 このほか会場では体験コンテンツや販売会なども開催いたしますので、詳細はホームページをご覧ください。
※ご視聴にあたり配慮が必要な方は、事前にお問い合わせください。(お問合わせ: school@peopledesign.or.jp)

お問合せ先

総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課障害者学習支援推進室

電話番号:03-5253-4111(内線3460)
メールアドレス:sst@mext.go.jp

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(総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課障害者学習支援推進室)