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政策目標9 基礎研究の充実及び研究の推進のための環境整備

概要

 学術研究の振興や優れた研究成果の創出・活用の促進を図るとともに、科学技術振興のための基盤を強化する。このため、3の施策によってその目的の達成を目指す。

主管課(課長名)

 研究振興局振興企画課(山脇 良雄)

20年度の施策状況と評価

 総合評価 A

○学術研究の振興(施策9-1) A

 大学・大学共同利用機関等における独創的・先端的基礎研究関連予算の着実な確保及び全国の大学研究者等による共同利用・共同研究体制の整備・充実により、当該研究を着実に推進した。
 さらに、学術研究に関する競争的資金(科学研究費補助金)については、「新学術領域研究」の新設や、間接経費の拡充など学術研究への幅広い助成を行うとともに、研究費の弾力的使用や審査・評価システムに係る制度改革を着実に実施した。
 また、人文学及び社会科学分野の振興を図るため、社会のニーズに基づく現代的な課題に対応した総合的・融合的な研究や、人文・社会科学における共同利用・共同研究拠点の整備を着実に推進した。

○研究成果の創出と産学官連携などによる社会還元のための仕組みの強化(施策9-2) A

 戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発事業(公募分)を含む)においては、新たな研究領域の設定を行い、また同事業から生み出されたiPS細胞の樹立や新系統高温超伝導物質の発見等の大きな成果について迅速に研究加速を進め、優れた研究成果の創出に向けた支援を着実に行うとともに、「出産・子育て等支援制度」や優秀な博士課程在学者のRA雇用に係る制度を創設する等、制度改革も順調に進捗している。
 また、大学知的財産本部の整備、産学官連携コーディネーターによる大学等への支援、大学等の研究成果を基にした共同研究や技術移転に係る研究開発の推進等により、大学等における産学官連携、知的財産活動は着実に進展している。

○科学技術振興のための基盤の強化(施策9-3) A

 先端的な計測分析技術や機器の開発については、先端計測技術・機器開発事業において、プロトタイプ機の性能実証、応用開発の推進を目的とするプロタイプの実証・実用化プログラムを開始するとともに、成果の普及活動が活発化するなど順調に進捗している。
 また、大学・独立行政法人等が有する先端研究施設の共用については、産業利用の拡大や施設を保有する機関の共用のための体制整備が進むなどにより共用を通じた利用成果創出に向けて概ね順調に進捗した。特に、大型放射光施設(SPring-8)については、共用の促進により、利用者数、利用研究課題数とも順調に増加するとともに、次世代スーパーコンピュータの共用については、「次世代スーパーコンピュータ戦略委員会」を設置し、利活用の具体的方策の検討を開始するなど概ね順調に進捗した。
 次世代スーパーコンピュータプロジェクトのシステム開発、施設整備、ソフトウェアの研究開発については、概ね計画通りに進捗している
 X線自由電子レーザー装置の開発・整備については、加速器製作と装置収納建屋等の整備を昨年度に引き続き実施するなど概ね計画通りに進捗している。
 大型放射光施設(SPring-8)については、測定代行制度等の利用体制の充実による研究成果の質的・量的向上が、概ね順調に進捗している。

21年度以降の政策への反映方針

 第3期科学技術基本計画等を踏まえ、引き続き基礎研究の充実及び研究の推進のための環境整備を行うため、科学研究費補助金や戦略的創造研究推進事業等の予算の拡充、国際競争力のある知的財産の創出等を図るための産学官連携体制の整備、知的基盤の整備や先端的な研究施設・機器の幅広い活用(共用)等に取り組む。

関連する政府等の方針(主なもの)

  • 科学技術基本計画(第3期):9-1(第2章 P11−P12)、9-3(第3章 P36−37)
  • イノベーション25:9-3(第5章P28)
  • 新経済成長戦略のフォローアップと改訂(平成20年9月19日閣議決定):9-3(第1編P10、11)
  • 研究開発システムの改革の推進等による研究開発能力の強化及び研究開発等の効率的推進等に関する法律(平成20年法律第63号):9-3(第35条)
  • 未来開拓戦略(平成21年4月17日内閣府・経済産業省):9-3(P27)

お問合せ先

大臣官房政策課評価室

-- 登録:平成21年以前 --